「PowerShell」の未来はオープンソース化によってどう変わるのかLinuxとmacOS利用者も関心を寄せる(1/2 ページ)

Microsoftは同社の「PowerShell」の開発を秘密裏に進めることはなくなった。PowerShellをオープンソースに移行することにはメリットがある。だが、ユーザーもこうした移行の影響に対処しなければならない。

2018年10月09日 05時00分 公開
[Richard SiddawayTechTargetジャパン]
画像 オープンソース移行のメリット、デメリットは?

 Microsoftでテクニカルフェローを務めるジェフリー・スノーバー氏は、同氏が執筆した『Monad Manifest』内のパラメーターに基づいて「Microsoft Windows PowerShell」(以下、PowerShell)を開発した。スノーバー氏の資料とPowerShellのさまざまリリースを比較すると、Microsoftが同氏のビジョンの大半を実現していることが分かる。

 PowerShellはオープンソースになったが、これはPowerShellの今後にとってどのような意味を持つのだろう。

 筆者はPowerShellを12年以上使用してきており、PowerShellの知識は誰にも引けを取らないつもりだ。それでも、PowerShellの向かう先は分からず、把握できない。そのため、他の多くのPowerShellユーザーも困惑しているのではないだろうか。

 MicrosoftはPowerShellを「Linux」と「macOS」にまで拡張することを発表した。そのときに同社が述べたのは、PowerShellのサポートは継続するが、この製品の新機能は開発しないということだった。では、最近PowerShellに加えられた一部の変更と、課題がある部分について考えてみよう。

異なるバージョンのPowerShellの使用

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

       1|2 次のページへ

ITmedia マーケティング新着記事

news190.jpg

インバウンド消費を左右する在日中国人の影響力
アライドアーキテクツは、独自に構築した在日中国人コミュニティーを対象に、在日中国人...

news041.jpg

SEOは総合格闘技である――「SEOおたく」が語る普遍のマインド
SEOの最新情報を発信する「SEOおたく」の中の人として知られる著者が、SEO担当者が持つべ...

news143.jpg

HubSpot CMSにWebサイトの「定石」を実装 WACUL×100のパッケージ第1弾を提供開始
WACULと100は共同で、Webサイトの「定石」をHubSpotで実装する「Webサイト構築パッケージ...