マイクロサービス対応「ADC」の新機能 企業のセキュリティ確保が可能にマイクロサービスや他のシステムにもアクセス制御を提供

ADC(アプリケーションデリバリーコントローラー)は、目新しいネットワークツールではないが、大幅に進化している。最新のADCに加わった幾つかの機能について、セキュリティ面を中心に解説する。

2018年10月16日 05時00分 公開
[John BurkeTechTarget]
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 クラウド対応のアーキテクチャやマイクロサービスを中心にIT環境のリファクタリングが進んでいる。そんな中DevOps向きで、コンテナ化されるマイクロADC(アプリケーションデリバリーコントローラー)が軸となる2つの役割を担う。1つはロードバランサーとしての役割だ。ADCはトランザクション管理の核として、サービスへの要求を各ノードに配布し、パフォーマンスと回復性を確保できるようにする。もう1つは、マイクロサービスアーキテクチャ(MSA)へのゲートウェイと、一元化したコミュニケーションハブとしての役割だ。この役割では、ADCがサービスのセキュリティ確保に重要な役割を担う。

 ADCは、キートランザクションにおいて、ゲートウェイと汎用中継装置の両方になる。そのため、ADCは、アクセス制御ポイント、トランザクションのフィルターと検証機能、暗号化のオフロードポイント、ログエンジンの役割を果たし、セキュリティを提供する。

セキュリティなど、新たな機能を提供する最新のADC

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