移行前に細部まで精査したいクラウドの本当のコストツールの利用も要検討

企業はコスト計算ツールやサードパーティーツールなど多様なツールを駆使して、クラウドコンピューティングのために支払うコストを見積もる必要がある。移行に着手する前に。

2018年11月08日 05時00分 公開
[George LawtonTechTarget]
「クラウドでコスト削減」は本当に可能か、まず慎重な算定を《クリックで拡大》

 企業がクラウドを採用する主な動機はコストの削減にある。だが落とし穴は細部に潜む。適切なプランニングがなければ、クラウドコンピューティングのコストは瞬く間にオンプレミスインフラのコストを超えかねない。

 クラウドへの移行そのものも、従来のデータセンターへの設備投資と同じような一時的なセットアップコストが原因で、高くつくことがある。ワークロードをクラウドに移した後も、データストレージや移転のコストなど、継続的な運用経費を増大させ得る要因が多数存在する。加えて、ユーザーが簡単にクラウドサービスをデプロイできてしまうことから、月額料金があっという間に増大することもある。

金額を見て驚く事態を避けるため、企業はクラウドコンピューティングのコストについて、初期に伴う経費も含めて、移行前に慎重に算定する必要がある。

初期費用と運用経費

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

アイティメディアからのお知らせ

From Informa TechTarget

なぜクラウド全盛の今「メインフレーム」が再び脚光を浴びるのか

なぜクラウド全盛の今「メインフレーム」が再び脚光を浴びるのか
メインフレームを支える人材の高齢化が進み、企業の基幹IT運用に大きなリスクが迫っている。一方で、メインフレームは再評価の時を迎えている。

ITmedia マーケティング新着記事

news017.png

「サイト内検索」&「ライブチャット」売れ筋TOP5(2025年5月)
今週は、サイト内検索ツールとライブチャットの国内売れ筋TOP5をそれぞれ紹介します。

news027.png

「ECプラットフォーム」売れ筋TOP10(2025年5月)
今週は、ECプラットフォーム製品(ECサイト構築ツール)の国内売れ筋TOP10を紹介します。

news023.png

「パーソナライゼーション」&「A/Bテスト」ツール売れ筋TOP5(2025年5月)
今週は、パーソナライゼーション製品と「A/Bテスト」ツールの国内売れ筋各TOP5を紹介し...