2018年11月28日 05時00分 公開
特集/連載

ハリケーン直撃で水没した企業はAWSでいかにデータを保護したか他の企業よりも迅速に復旧できたワケ

2017年、ハリケーン・ハービーがGS Marketingのオフィスビルを襲った。同社は業務の基幹機能をAWSに移行していたため、オンプレミスのデータセンターが水没したものの、被害を最小に食い止めることができた。

[Johnny Yu,TechTarget]
画像 ハリケーンで自社ビルが浸水したGS Marketing

 マイケル・ウェブ氏とジョエル・スウィフト氏が、米ヒューストンを拠点とするGS Marketing(GSM)に入社したのは2016年のことだ。現在、ウェブ氏はエンジニアリング部門のバイスプレジデントを、スウィフト氏はDevOps部門のディレクターを務めている。両氏は入社と同時に、GSMのデータをAmazon Web Services(AWS)へ移行する計画を立てた。その頃、GSMは自動車のマーケティング会社から、自動車の枠を超えてさまざまな製品を扱う「オムニチャネル」のマーケティング企業へと変身を遂げようとしていた。

 事業拡大を続けるGSMがオンプレミスで保持できるデータ量は既に限界に達していた。ウェブ氏とスウィフト氏がAWSへの移行が必要だと考えたのはそのためだ。ウェブ氏は「今後、必要になるデータや分析機能について2人で話し合った。その結果、オンプレミスで設備を増設し、今後必要になる機能を構築することは望ましくない、という結論でわれわれは一致した」と話す。

判明した災害時の課題

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