Ernst & YoungではSTEM人材の採用や、従業員へのAI講座の提供などを行っている。追求するのは、急速な時代の変化を有効に生かせるデジタルビジネスモデルだ。
デジタルトランスフォーメーション(DX)の実現を目指す、あらゆる企業が取り組んでいることが1つある。それは変化することだ。米国の会計事務所Ernst & Young(EY)で、グローバル最高変革責任者(CIO)を務めるジェフ・ウォン氏はそう語る。
EYも例外ではない。ウォン氏によると、同社が他の会社と異なる点は、イノベーション、変化、継続的学習に重点を置くという「文化的な信念」を全社で取り入れている点だという。この信念が同社のDX戦略の中心にある。
インタビューの前編、「会計事務所が最新テクノロジー戦略に10億ドル投資する理由」では、EYがテクノロジーやイノベーションに10億ドルを投じる理由をウォン氏が説明した。同社をはじめとした企業の成功を後押しする3つのテクノロジーである、人工知能(AI)、データ、ブロックチェーンについても詳しく述べている。
中編となる本稿では、DXに向けたEYの戦略について具体的に紹介する。例えば新しいビジネスモデルの調査と採用、STEM(科学、技術、工学、数学)人材の雇用、デジタル社会で企業に必要なテクノロジースキルを会計士に教育することなどに、同社は野心的に取り組んでいる。
▲▼編集注:このインタビューは抜粋になります。
――デジタル変革に向けた戦略を実施するなかでEYはどのような課題に直面していますか。
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