2018年の中堅企業のIT活用状況についてデルが実施した調査によると、情報システム部門担当者が1人以下である「ひとり情シス」「ゼロ情シス」はいずれも増加。他部門との兼任や人員の離職も課題だ。
デルは従業員100人以上1000人未満の会社(以下、本稿における「中堅企業」とはこの規模の企業を表す)を対象に、2018年のIT投資動向に関する調査を実施した。その結果によれば、情報システム部門担当者が1人以下である「ひとり情シス」「ゼロ情シス」の中堅企業が、2017年と比べ増加したという。情報システム部門と他部門を兼任する担当者も一定数を占めることに加え、情報システム部門担当者の離職も増えており、中堅企業のIT活用における人手不足が明らかになった。こうした中、情報システム部門を通さない各部門でのIT利用「シャドーIT」の存在感も増している。
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