「ゼロ情シス」が2割弱、頼みの綱はシャドーIT――中堅企業のIT実態兼任者や離職者も問題に

2018年の中堅企業のIT活用状況についてデルが実施した調査によると、情報システム部門担当者が1人以下である「ひとり情シス」「ゼロ情シス」はいずれも増加。他部門との兼任や人員の離職も課題だ。

2019年03月12日 05時00分 公開
[大久保 心織TechTargetジャパン]

関連キーワード

Dell(デル) | IT部門 | IT投資


画像

 デルは従業員100人以上1000人未満の会社(以下、本稿における「中堅企業」とはこの規模の企業を表す)を対象に、2018年のIT投資動向に関する調査を実施した。その結果によれば、情報システム部門担当者が1人以下である「ひとり情シス」「ゼロ情シス」の中堅企業が、2017年と比べ増加したという。情報システム部門と他部門を兼任する担当者も一定数を占めることに加え、情報システム部門担当者の離職も増えており、中堅企業のIT活用における人手不足が明らかになった。こうした中、情報システム部門を通さない各部門でのIT利用「シャドーIT」の存在感も増している。

人手も時間も不足

ITmedia マーケティング新着記事

news060.jpg

Z世代が考える「日本が最も力を入れて取り組むべき課題」1位は「ジェンダー平等」――SHIBUYA109 lab.調査
SDGsで挙げられている17の目標のうち、Z世代が考える「日本が最も力を入れて取り組むべき...

news061.png

高齢男性はレジ待ちが苦手、女性は待たないためにアプリを活用――アイリッジ調査
実店舗を持つ企業が「アプリでどのようなユーザー体験を提供すべきか」を考えるヒントが...

news193.jpg

IASがブランドセーフティーの計測を拡張 誤報に関するレポートを追加
IASは、ブランドセーフティーと適合性の計測ソリューションを拡張し、誤報とともに広告が...