NVMe over Fibre Channel以外の選択肢は? NVMeファブリックの今後はどうなる専門家はFCを選ぶ?

NVMe over Fabricsの行く末はどうなるだろう。RDMAが注目だが、ストレージの専門家は引き続きファイバーチャネルを選ぶだろう。

2019年03月14日 05時00分 公開
[Howard MarksTechTarget]
画像 ファブリックに何を選ぶ?

 「NVMe over Fabrics」(NVMe-oF)を導入する場合、NVMeの接続方式(ファブリック)には幾つか選択がある。ストレージ専門家によく知られたファイバーチャネルネットワークを使用する「NVMe over Fibre Channel」の他に「RDMA over Converged Ethernet」(RoCE)や「Internet Wide Area RDMA Protocol」(iWARP)などリモートダイレクトメモリアクセス(RDMA)を利用するものがある。

 NVMeはデータセンターなどの非常に高いパフォーマンスが求められる場所で利用され、一般的には専用ハードウェアが必要になる。専用のネットワークインタフェースカード(NIC)やホストバスアダプター(HBA)が不要なため、企業はDellの「PowerMax」やNetAppの「All-Flash FAS」などのアレイにファイバーチャネル(FC)経由でNVMe型ストレージにアクセスするだろう。

RDMAに注目

 信頼性の高いRoCEやiWARPは、理論上、特殊な構成がなくても利用できる。だが、RoCEのベンダーはいまだに、ユーザーがプライオリティフロー制御(PFC)と明示的輻輳(ふくそう)通知(ECN)を有効にして「パケットの取りこぼしを減らす」ことを勧めている。PFCとECNを有効にするには、幾つか構成作業が必要になる。

 RDMAによる処理分散(オフロード)は、遅延やCPU使用率を減らす。

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

アイティメディアからのお知らせ

From Informa TechTarget

なぜクラウド全盛の今「メインフレーム」が再び脚光を浴びるのか

なぜクラウド全盛の今「メインフレーム」が再び脚光を浴びるのか
メインフレームを支える人材の高齢化が進み、企業の基幹IT運用に大きなリスクが迫っている。一方で、メインフレームは再評価の時を迎えている。

ITmedia マーケティング新着記事

news017.png

「サイト内検索」&「ライブチャット」売れ筋TOP5(2025年5月)
今週は、サイト内検索ツールとライブチャットの国内売れ筋TOP5をそれぞれ紹介します。

news027.png

「ECプラットフォーム」売れ筋TOP10(2025年5月)
今週は、ECプラットフォーム製品(ECサイト構築ツール)の国内売れ筋TOP10を紹介します。

news023.png

「パーソナライゼーション」&「A/Bテスト」ツール売れ筋TOP5(2025年5月)
今週は、パーソナライゼーション製品と「A/Bテスト」ツールの国内売れ筋各TOP5を紹介し...