2019年05月13日 08時00分 公開
特集/連載

IaaSとSaaSのコスト最適化【後編】勝手導入されたSaaSの検出から一元化まで、SaaS管理の勘所

使われているSaaSの把握が第一歩だが、全て把握できる単一の検出方法は存在しない。使われているSaaSの検出方法から、ユーザー部門も納得の一元化方法まで、SaaS管理のコツを紹介する。

[Rich Gibbons,Computer Weekly]

 前編(Computer Weekly日本語版 4月17日号掲載)では、今すぐできる簡単なIaaSコスト節約術と、その後考慮すべきさらなる節約のヒントを紹介した。

 後編では、IaaSよりも厄介なSaaSのコスト節約方法を検討する。

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クラウドを制御下に置く

 従来のソフトウェア資産管理(SAM)ツールのほとんどは、パブリッククラウド環境を完全に管理することはできない。IT資産管理者は恐らく他の製品導入も視野に入れる必要がある。

 クラウド管理ツールが扱う範囲は広く、コスト管理、自動化、セキュリティなどの分野をカバーする。他の優先事項とニーズに基づいて、同じくクラウドツールを探しているチームが社内に存在するかもしれない。DevOpsチームがある場合は、そのチームに接触してみると、既にツールを持っている可能性がある。そのツールがIT資産管理に必要な機能を備えていればもうけものだ。

 SaaSのコスト管理の中でも非常に困難なのが、使用中のSaaSを見つけ出すことだ。使用中のSaaSの数はIT部門の見積もりより15〜20倍も多いことがほとんどだ。これはコスト、コンプライアンス、セキュリティリスクにおける巨大なブラックホールになる。SaaSは従来のIT調達プロセスを必要とせず、誰もがソフトウェアの調達者になれるからだ。

 基本的にPCへのインストールが不要なことを考えると、新しい検出方法が必要になる。使われているSaaSを全て把握できる単一の検出方法は存在しないという調査結果がある。全体像を把握するには、複数の観点からこの課題にアプローチすることが重要になる。例えば、未払金や経費システムをベースに検知しようとすると、無償のSaaSが検出されない。

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