小さな会議室「ハドルルーム」人気急上昇で会議が変わるミレニアル世代のワークスタイル

会議文化が変わってきている。従業員が臨機応変に会議をするために、フォーマルな役員用会議室よりもハドルルーム(少人数向け会議室)を好むようになったからだ。背景には、職場の人員構成や文化の変化がある。

2019年05月30日 05時00分 公開
[Micah LevineTechTarget]

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 インターネットメディアや雑誌などの記事で、「ミレニアル世代(注)が廃れさせる役員用会議室での会議」といったタイトルを見たら、それは最近の会議文化における変化の一端しか伝えていないことに注意する必要がある。ミレニアル世代の台頭は、会議の場が役員用会議室から、小さなハドルルーム(少人数向け会議室)に移ってきた一因だ。ただしコラボレーションやリモートワークにおける優先順位の変化も、ハドルルームの利用拡大というトレンドに拍車を掛けている。

注:1980年代から1990年代半ば(または2000年代初頭)に生まれた世代。

リモートワーカーの増加でビデオ会議の活用が重要に

 市場調査会社のFrost & Sullivanによると、世界の企業に設けられているハドルルームは3200万室以上に上る。ハドルルームがここまで増えた要因の一つは、ミレニアル世代が職場に入ってきたことだ。米国労働省労働統計局によると、2030年には、ミレニアル世代は全労働者の75%以上を占める見通しだ。

 こうして従業員の人員構成が変わるとともに、コラボレーションニーズやハドルルームのトレンドも変わってきている。

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