「VMware Horizon」はオンプレミスやクラウドの他、ハイブリッドクラウドでも運用でき、運用方法によってメリットやデメリットが異なる。どの運用方法を選ぶべきなのか。
VMwareの仮想デスクトップインフラ(VDI)ソフトウェア「VMware Horizon」は、デスクトップPCやモバイルデバイスなどのクライアントデバイスで、仮想デスクトップや仮想アプリケーションを利用できるようにする。オンプレミスやクラウドに加え、ハイブリッドクラウド構成で運用できる。
それぞれの運用方法には、導入前に検討すべきメリットとデメリットがある。自社が抱える要件について考えるときには、
について検討すべきだ。
VMware Horizonをクラウドで運用すれば、管理の複雑さを最小限に抑えることができる。VMware Horizonに限らず、VDI製品は必要に応じて仮想デスクトップを作成し、使い終わった仮想デスクトップを破棄できる。季節によってリソースの需要が異なったり、デスクトップにさまざまな要件を抱えたりする企業には、こうしたクラウドの特性がプラスに働くだろう。クリスマスや復活祭前の金曜日にセールを開催する企業がその好例だ。ニーズの変化に合わせて、簡単に規模を拡大/縮小できる。
IBMとMicrosoftは、どちらもVMware Horizonの認定パートナーだ。どちらの認定ベンダーのクラウド(「IBM Cloud」や「Microsoft Azure」)を使用する場合でも、VMware Horizonの管理下にある仮想デスクトップ全体を1つの画面で確認して管理できる。世界各地に点在する仮想デスクトップを同じ画面で管理することも可能だ。シンプルなガイド付きのプロセスに従えば、簡単にクラウドにVMware Horizonをセットアップできる。
オンプレミスでVMware Horizonを運用すればカスタムサイズのVMを使用できるが、クラウドではVMのサイズに制限があることが一般的だ。その場合、活用の幅を狭める恐れがある。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
お知らせ
米国TechTarget Inc.とInforma Techデジタル事業が業務提携したことが発表されました。TechTargetジャパンは従来どおり、アイティメディア(株)が運営を継続します。これからも日本企業のIT選定に役立つ情報を提供してまいります。
YouTube広告の実店舗売り上げへの貢献を計測 インテージが「Sales Impact Scope」を提供開始
インテージがYouTube出稿による小売店販売への広告効果を計測するサービスを提供開始した...
2025年のデジタル広告業界の展望 日本のマーケターの優先メディアと課題は?
IASは、2025年におけるデジタル広告業界の主要なトレンドについて掘り下げたレポート「Th...
「ECプラットフォーム」売れ筋TOP10(2025年1月)
今週は、ECプラットフォーム製品(ECサイト構築ツール)の国内売れ筋TOP10を紹介します。