2020年01月29日 08時00分 公開
特集/連載

いまさら聞けないCI/CD入門CI/CDパイプラインの活用【前編】

ソフトウェア開発の新潮流として継続的インテグレーション/継続的デリバリー(CI/CD)が注目され、多くの企業が取り入れつつある。CI/CDを学ぶのは今からでも遅くはない。

[Adrian Bridgwater,Computer Weekly]
iStock.com/Jesussanz

 継続的インテグレーション/継続的デリバリー(CI/CD)には、ユーザーからフィードバックを即座に収集できるという大きなメリットがある。理論上、ソフトウェア開発チームはアプリケーション機能を「運用しながら」開発し、新しい各機能を「マスター」ソースコードツリーのいわゆる「ブランチ」に組み込むことが可能になる。

 Forrester Researchのレポート「Tech Tide:Continuous Software Delivery, Q4 2019」(技術の潮流:2019年度第4四半期の継続的ソフトウェアデリバリー)によると、こうした技術は開発チームの効率、アジリティー、ビジネスアライメントを高めるのに欠かせないステップだという。Forresterのアナリスト、ディエゴ・ロ・ジューディチェ氏は次のように記している。「事前計画を長引かせたり手動の開発手順を繰り返したりすることをやめれば、チームの時間とコストが節約される。これにより小さな変更を迅速に繰り返し、最低限実行可能な製品を開発するといった新しい手法を採用できるようになる」

CI/CD、DevOps、アジャイル

 アプリケーションの開発とデプロイを行うチームは、顧客からのフィードバックをいち早く得ることで、想定していたビジネス価値を実現しているかどうかを評価できるとして、ロ・ジューディチェ氏は次のように記している。「ビジネス価値を実現していないなら、継続的ソフトウェアデリバリーによって速やかに作業の方向性を変え、ビジネス価値を迅速に実現することが可能だ」

 CI/CDの最新手法や方法論を研究している業界専門家は、CI/CDとDevOpsが密接な関係にあるという点で一致している。

 Perforce Softwareで製品とソリューションコンサルティング部門のバイスプレジデントを務めるイド・ベンモシェ氏によると、CI/CDはアジャイルな反復型開発と連携するという。とはいえ、アジャイル開発プロセスを補完するのはビルド、テスト、リリースの自動化プロセスだ。「開発を小さな単位で段階的に進めることでCI/CDの効率が向上し、迅速なフィードバックが可能になる」とベンモシェ氏は話す。

 Veracodeでヨーロッパ、中東、アフリカ地域(EMEA)担当のCTO(最高技術責任者)を務めるポール・ファリントン氏によると、稼働中の運用環境ではCI/CDのさまざまなリリースパターンを用意することがDevOpsチームにとって非常に有用だという。例えば、




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