新型コロナウイルス感染症の拡大が、ITを活用した「オンライン授業」の必要性を顕在化させた。だがオンライン授業にハードルを感じる教育機関や教員は少なくない。何が課題なのか。
新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の流行は「教育機関におけるIT活用を避けて通れないものにした」と、IT活用に先駆的に取り組んできた青山学院中等部・高等部の安藤 昇氏は述べる。特に教育機関の間で関心が広がったのが、インターネットを介した遠隔授業「オンライン授業」だ。感染拡大防止策の一環として、政府が2020年2月に発表した全国全ての小学校、中学校、高等学校、特別支援学校に対する一斉休校要請で、教育機関は学習者の登校を前提としない教育活動を余儀なくされた。こうした中で白羽の矢が立ったのがオンライン授業だった。
オンライン授業には、学習者が任意のタイミングで教材を閲覧できる「オンデマンド型」と、教員が授業をライブ配信する「リアルタイム型」がある。オンデマンド型はあらかじめ撮影しておいた、教員による授業の映像を動画教材として学習者に提供。リアルタイム型はインターネットを介して教員と学習者との間をつなぎ、通常の対面授業に近い感覚で授業ができる。
教育機関が新型コロナウイルス感染症のような緊急事態下でも教育活動を止めない策として、オンライン授業は大いに役立つ。ただし実践に当たっては幾つもの課題がある。教育機関がオンライン授業に対して抱えている主な課題は3つある。
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