新型コロナウイルス感染症対策として注目を集めたWeb会議ツールは、ユーザビリティとセキュリティがトレードオフの関係にある。解決策はあるのか。過去に「Zoom」に発覚した問題を基に考える。
Zoom Video CommunicationsのWeb会議ツール「Zoom」は2019年夏に、「macOS」搭載デバイスでセキュリティ問題を引き起こした。エンドユーザーがmacOS搭載デバイスにZoomをインストールすると、インストーラーがWebサーバも勝手に追加していたというものだ。
このWebサーバはエンドユーザーがZoomをアンインストールしても残り続けた。エンドユーザーがZoomを再インストールするときに、簡単かつスムーズに導入できるようにするためだという。この手法はエンドユーザーのセキュリティとプライバシーを脅かす可能性がある。
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