2020年11月13日 08時00分 公開
特集/連載

NVIDIAによるArm買収は業界およびNVIDIAにとって吉か凶か英国と欧州にとっての大惨事?

NVIDIAがArmを買収するというニュースはさまざまな臆測を呼んでいる。この買収は業界にとってプラスとなるのか。NVIDIAにどのようなメリットがあるのか。アナリストの見解はかなり否定的だ。

[Cliff Saran,Computer Weekly]
iStock.com/maxsattana

 NVIDIAと日本のソフトバンクグループは、NVIDIAがArmを400億ドル(約4兆2200億円)で買収することで合意した。NVIDIAによると、Armを買収することでAI(人工知能)時代に向けて最高のコンピューティング企業を築き、イノベーションの速度を上げながら大規模で高成長の市場に進出できるという。

 NVIDIAのCEOジェンスン・フアン氏は次のように話す。「当社が買収するのは、世界で史上最高のテクノロジー企業の1つだ。Armがより大きくなるのを助けたいと考えている。研究開発を減らすのではなく増やし、それを英国ケンブリッジで行うことを望んでいる」

 この買収を発表するスタッフへの書簡の中でフアン氏は次のように記載している。「当社はArmと手を組み、AIの時代に向けて世界有数のコンピューティング企業を生み出す。AIは今の時代最も力のある技術だ。AIはデータから学び、人間には作り出せないソフトウェアを作成できる。驚くことに、AIは環境を認識し、最善のプランを予測してインテリジェントに行動する。この新しいソフトウェアは、世界中の隅々までコンピューティングを拡大する。いつの日か、AIを実行する何兆台ものコンピュータが新しいインターネットを作り出すだろう。それは、現在のような人間のインターネットよりも数千倍も大きなモノのインターネットだ」

 BBC Four(訳注:英BBCのテレビチャンネル)の番組で、起業家のハーマン・ハウザー氏はこの買収を「英国、ケンブリッジ、欧州にとっての大惨事」と語った。ハウザー氏は、




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