DataStaxはOSS(オープンソースソフトウェア)のデータベース「Apache Cassandra」に取り組んでいることで最も知られている企業だろう。同社は現在、「DataStax Vector」のプライベートβ版を前面に押し出す取り組みを進めている。VectorはCassandra向けのAIOpsサービスだ。
AIOpsについてどう感じているだろう。
予測分析とその後の制御にAI(人工知能)を使うことには、仕事の多くを自律的かつ自動的に遂行するツールを運用チームに提供するという目的がある。ここでいう運用チームとは、システム管理者、データベース管理者、テスト担当者、コンプライアンス担当者など、運用に関わるあらゆる職務を含む。
DataStaxが提案するAIOpsのアプローチは、開発者(クラスタを管理する開発者)が常に制御できるようにしておくことだ。事前に変更を加えるという提案ではない。従って、同社のAIOpsサービスは改善に向けてのベストプラクティスや方法を提案するが、そうした変更を加える方法やタイミングの決定権は常に開発者にある。
基本的な定義はさておき、実際のニュースを見てみよう。
VectorはCassandraクラスタの動作を絶えず評価し、開発者と運用担当者に自動診断とアドバイスを提供する。Vectorを起動すると詳しい背景情報を添えた推奨事項が提案され、問題解決の方法が複数提示される。
DataStaxでCPO(最高製品責任者)を務めるエド・アヌフ氏は次のように語る。「当社の目標は、先を見越した形でクラスタの健全性を監視するAIOpsサービスを提供し、Cassandraの使用に伴う生産性と効率が向上するよう開発者と運用担当者を支援することにある」
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