Microsoftは2画面スマートフォン「Surface Duo」の米国での価格を大幅に引き下げた。その背景には何があるのか。値下げによる効果は。
MicrosoftはモバイルOS「Android」搭載の2画面スマートフォン「Surface Duo」の米国での価格を400ドル引き下げた。発売から5カ月後の大幅な値下げだ。同社は米国で2020年9月にSurface Duoを発売した。発売時の価格は1399.99ドルだったが、2021年2月には999.99ドルになった。400ドルもの大幅値下げだ。米国以外(日本国内での発売計画は未公表)での発売日である2021年2月18日(各国の現地時間)を約1週間後に迎えるタイミングでの価格変更だった。
Surface Duoのセールスポイントは2枚合わせて8.1型になる大きなディスプレイだ。このディスプレイは「仕事の生産性を高め、特にオフィススイート『Microsoft 365』(Office 365)ユーザーにとって便利だ」とMicrosoftは述べる。例えば一方の画面に「Microsoft Teams」のWeb会議、もう一方の画面に「Microsoft PowerPoint」のプレゼンテーションを表示できる。
市場でのSurface Duoの人気はいまひとつだ。調査会社IDCのアナリスト、ライアン・リース氏によると、2020年のSurface Duoの出荷台数は18万3000台だった。これに対してAppleのスマートフォン「iPhone」シリーズの出荷台数は、2020年の第4四半期(2020年10月〜12月)だけで9010万台に上る。
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