2021年07月15日 05時00分 公開
特集/連載

「汎用人工知能」(AGI)が意思決定を助ける“AI参謀”になる日「汎用人工知能」(AGI)のビジネス利用の展望【中編】

機械が人と同じように会話する世界はまだ訪れていない。AGIがそれを実現に導く可能性がある。ビジネス活用の視点でみればそれは、企業の意思決定を支援する“AI参謀”の誕生を意味する。

[Ronald Schmelzer,TechTarget]

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 現在のチャットbotでは、人とのスムーズな会話はまだ大きな課題だ。今の自然言語処理(NLP)システムは話し言葉や書き言葉を幅広く処理できる。ただし、その基盤となるAI(人工知能)技術には限界がある。チャットbotや音声アシスタントシステムが人に役立つ応答を返せるようにするには、会話の流れや用語、言葉遣いなどを人力でコード化しなければならないことが一般的だ。

チャットbotの高度化

 人間の知能を機械的に再現した真のAI、つまり汎用(はんよう)人工知能(AGI)のビジネス利用が実現すれば、チャットbotのこうした限界を超えてその能力を大きく広げることができる。AGIを活用するチャットbotは、常識や文脈を判断しながら長いやり取りができ、人と同じような会話ができるようになる。人と同じように会話するチャットbotは長年の目標であり、AGIがそれを実現に導く。

 そうなれば、チャットbotの能力をさまざまな業務に活用でき、完全自律型のカスタマーサポートや遠隔診療、遠隔教育などが可能になる。幅広い業界で、人が支援できない状況でもユーザーやアプリケーションを即座に支援できる。

AGIが実現する“AI参謀”とは

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