世界的な半導体の品薄で、PCの価格は間もなく上昇するとGartnerやIDCは予想する。ただしWindows搭載PCベンダーと比べて、Appleは値上げの時期を遅らせるのではないかとの見方がある。どういうことなのか。
半導体の世界的な品薄に伴い、2021年内にPCが値上がりするとの見方がある。調査会社Gartner、IDCの予想ではPC価格上昇に伴い、PC市場の売上高成長は減退する見通しだ。「Windows」搭載PCのベンダーは、品薄にあおられた部品価格の上昇を、ユーザー企業に転嫁するしか選択肢がなくなるとアナリストは予想する。
IDCのアナリスト、リン・フアン氏は「近いうちにPCは確実に値上がりする」と断言する。半導体の品薄が続くため、間もなくPCベンダーは値上げに踏み切らざるを得なくなるという。「10〜15%の値上がりが差し迫っている。それよりさらに上昇する恐れもある」とフアン氏はみる。
Windows搭載PCベンダーと比べると「Appleは値上げを遅らせる公算が大きい」というのがIDCの見方だ。Appleはサプライチェーン(部品調達から製品の製造、販売に至る一連のプロセス)において、Windows搭載PCベンダーより「強い立場にあるからだ」とフアン氏は指摘する。
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