女子生徒が「コンピュータサイエンス」を敬遠の“謎” 英国卒業試験で受験者減女性×ITを英国GCSE受験者動向で考える【前編】

英国のGCSEで、選択受験科目であるコンピュータサイエンスの女子受験者が減少した。総受験者数は増加傾向にあるにもかかわらずだ。女子のみ受験者が減った理由は幾つかある。

2021年09月27日 05時00分 公開
[Clare McDonaldTechTarget]

関連キーワード

教育


 2021年、英国の義務教育後の卒業認定試験「GCSE」(General Certificate of Secondary Education)において、選択受験科目の一つであるコンピュータサイエンスの女子受験者数が2020年比で減少した。コンピュータサイエンスの総受験者数は前年比増だったが、女子受験者の数は2020年の1万6919人から約400人減の1万6549人だった。

 GCSEは英国で中等教育を受けたことを証明するための資格で、主な対象は14歳から16歳の学習者だ。一般的には、必修科目や選択科目を2年間学び、試験を受けることで取得できる。成績は、最も良い評価が9、最も悪い評価が1だ。

 eラーニングサービスを提供するSkillsoftで欧州、中東、アフリカ地域のエリアバイスプレジデントを務めるアガタ・ノバコフスカ氏は、コンピュータサイエンスの女子受験者が減ったことについて「残念だ」と述べる。なぜ減ったのか。

コンピュータサイエンスの女子受験者が減った“あの理由”

ITmedia マーケティング新着記事

news061.png

高齢男性はレジ待ちが苦手、女性は待たないためにアプリを活用――アイリッジ調査
実店舗を持つ企業が「アプリでどのようなユーザー体験を提供すべきか」を考えるヒントが...

news193.jpg

IASがブランドセーフティーの計測を拡張 誤報に関するレポートを追加
IASは、ブランドセーフティーと適合性の計測ソリューションを拡張し、誤報とともに広告が...

news047.png

【Googleが公式見解を発表】中古ドメインを絶対に使ってはいけない理由とは?
Googleが中古ドメインの不正利用を禁止を公式に発表しました。その理由や今後の対応につ...