2021年07月15日 05時00分 公開
特集/連載

「ITスキルギャップ」はなぜ起こるのか? IT人材の理想と現実の差が生む問題「ITスキルギャップ」を埋める方法【第1回】

企業がITを生かすには、相応のITスキルを持つ人材が不可欠だ。理想的なIT人材と、既存のIT人材の間にスキルの差が生じることは珍しくない。こうした「ITスキルギャップ」はなぜ起こるのか。5つの要因を整理する。

[Stephen J. Bigelow,TechTarget]

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 ビジネスのITへの依存傾向が高まっている。企業が市場で主導権を握るためには今後、IT関連予算の確保やITインフラの運用方法の精査、ITに関わるスキルを持つ人材の確保が重要になる。IT製品をビジネスに生かすには、企業は単に最新のIT製品を導入するだけでなく、その保守や管理に必要なスキルセットを備えた従業員を確保することが必要だ。

 企業は概してIT人材確保について深刻な問題を抱えている。スキルと専門知識を適度に併せ持つIT人材は、見つけるのも確保するのも難しい。企業が求めるスキルを持つIT人材がいたとしても、そのIT人材が求める給与を企業が払えなければ、やはり応募者は来ない。この現象を「ITスキルギャップ」と呼ぶ。企業は適切な人材を探しても、こうした要因によって人材を見つけられず、重要なプロジェクトの要件変更やスケジュール遅延、キャンセルを余儀なくされる恐れがある。

 本連載は、このITスキルギャップについて詳しく紹介し、ビジネスへの影響を検討する。加えて従業員研修が、ITスキルギャップの解消にどのように役立つかを考える。

 企業が自社のビジネス遂行のために求める人材のスキルと、企業に属する従業員が有するスキルの違いがスキルギャップだ。スキルギャップは、最近現れた新しい問題ではない。またIT業界に限った問題でもない。ビジネスには常にこうしたギャップがある程度存在する。

 IT企業は、深刻で解決が難しい課題としてITスキルギャップを捉えていることがある。ITスキルギャップを引き起こす一般的な要因には、大きく分けて以下の5つがある。

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