SAPが保守期限を2033年まで“事実上延長” その条件とは?ITトレンド5分でまとめ読み

オンプレミス型ERP「SAP ERP Central Component」の保守サポート切れが迫る中、SAPが一部のユーザー企業を対象に、事実上2033年まで保守サポートを延長できるサービスを発表した。どのような条件があるのか。

2025年03月29日 08時00分 公開
[TechTarget.AI編集部]
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 オンプレミス型ERP(統合基幹業務システム)「SAP ERP Central Component」の保守サポートが2027年に終了する。しかし一部のユーザー企業は「SAP S/4HANA」への移行には慎重だ。慣れ親しんだERPから新しいERPへ移行するには時間やコストを要し、従業員のトレーニングも必要になる。特に大規模なオンプレミス型ERPを運用しているユーザー企業にとって移行は難題だ。

 期限が迫る中、SAPはあくまで「保守延長サービスではない」としながらも、一部のユーザー企業が2033年まで保守サポートを受けられる選択肢を用意した。条件の一つは、クラウド型ERPへの移行支援サービス「RISE with SAP」を利用することだが、条件はそれだけではない。どのような条件があるのか。


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