Javaアプリケーションで発生するランタイムエラーは、サードパーティー製ライブラリを起因とする場合がある。なぜそうしたランタイムエラーが生じるのか。対策と共に解説する。
プログラミング言語および実行・開発環境「Java」のアプリケーション実行中に、不適切な動作をする「ランタイムエラー」(実行時エラー)が発生する原因は何だろうか。5つの主な要因を取り上げる本連載の第5回は、サードパーティー製ライブラリ(プログラム部品群)にまつわるエラーの要因と対策を紹介する。
アプリケーションは、ログ記録、モニタリング、入力データの検証などの機能を実行するために、サードパーティー製ライブラリを利用することがある。サードパーティー製ライブラリの脆弱(ぜいじゃく)性は、そのライブラリを利用するアプリケーションに脆弱性をもたらす。
2021年12月、Java業界にこの現実を嫌というほど突き付けたのは、ログ取得ライブラリ「Apache Log4j 2」の脆弱性だ。この影響により、Javaアプリケーションを稼働させるための「Java仮想マシン」(JVM)を、世界中の企業がインターネットから切断せざるを得なくなった。
アプリケーションへのライブラリによるランタイムエラー混入を減らす主な方法は、以下の通りだ。
アプリケーション開発の世界では、完璧を求めれば切りがない。予期せずランタイムエラーが発生する可能性のないアプリケーションは極めて珍しい。開発者は、想定される原因に対する意識を高め、リスクに対する軽減措置を取ることで、ランタイムエラーに遭遇する可能性を最小限に抑えることができる。
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