“PC不況”とはいえ、あらゆる地域で、あらゆるPCの出荷が伸びなくなったわけではない。特に成長が鈍化しているPCとは何なのか。世界PC出荷台数の上位ベンダーの実態から探る。
調査会社Gartnerが2022年10月に発表した、2022年第3四半期(7月〜9月期)の世界PC出荷台数シェアは、一見すると前年同期からの大きな変化はない。ただし細部には見逃せない動きがある。それは何なのか。
2022年第3四半期のPCベンダーの出荷台数シェア上位3社は、Gartnerの調べでは下記の通りだ。顔触れは前年同期における同社の調査結果と変わらない。
シェアを落としたHPとDellに共通するのは、ノートPC出荷の苦戦だ。Gartnerによると、2021年第3四半期から2022年第3四半期にかけての出荷台数成長率について、HPは約28%のマイナスを記録した。HPは一部の地域でデスクトップPCの出荷が伸びたが、ノートPCの出荷が振るわず、全体として落ち込んだ形だ。
Dellは、シェアが前年同期と比べて微減したものの、HPとの差を縮めることができた。Dellはアジア太平洋(APAC)地域を除き、全地域でデスクトップPCの出荷が伸びた。一方ノートPCの出荷は、日本を除いて全地域で減少した。
米国TechTargetが運営する英国Computer Weeklyの豊富な記事の中から、海外企業のIT製品導入事例や業種別のIT活用トレンドを厳選してお届けします。
高齢男性はレジ待ちが苦手、女性は待たないためにアプリを活用――アイリッジ調査
実店舗を持つ企業が「アプリでどのようなユーザー体験を提供すべきか」を考えるヒントが...
IASがブランドセーフティーの計測を拡張 誤報に関するレポートを追加
IASは、ブランドセーフティーと適合性の計測ソリューションを拡張し、誤報とともに広告が...
【Googleが公式見解を発表】中古ドメインを絶対に使ってはいけない理由とは?
Googleが中古ドメインの不正利用を禁止を公式に発表しました。その理由や今後の対応につ...