Cohesityの調査は、サイバー攻撃を受けた際のシステム復旧における課題を取り上げた。セキュリティ担当者が復旧作業に追われるのではなく、サイバー攻撃に対して先手を打つためには、何をすればいいのか。
バックアップツールベンダーCohesityの調査によると、およそ半数の企業が10年以上前のレガシーシステムをデータのバックアップと復旧に利用していた。他にも調査では、ランサムウェア(身代金要求型マルウェア)攻撃を受けた後のシステム復旧時に、企業が認識している課題について紹介している。
調査は2022年4月にCohesityの委託先である調査会社Censuswideが実施したもので、米国、英国、オーストラリア、ニュージーランドの企業に勤務するITとセキュリティの意思決定者約2000人を対象とした。
ランサムウェア攻撃を受けた後のシステムとデータの復旧時における課題について尋ねた設問では、32%の回答者が「バックアップと復旧に古いシステムを利用していること」を懸念事項として挙げた。最も多い懸念事項は「ITシステムとセキュリティ機能の統合」(41%)だった。他には以下のような懸念事項が挙がった。
「サイバー攻撃者がシステムに侵入した際に早期に検知・対処してシステムを復元する『サイバーレジリエンス』に対する責任を、ITとセキュリティの両部門が共有すべきだ」。Cohesityでオーストラリアおよびニュージーランド担当マネージングディレクターを務めるマイケル・アルプ氏はそう語る。IT部門とセキュリティ部門は、以下を実施する必要がある。
「最新のシステムを導入し、不足している技術を補うことで、IT部門とセキュリティ部門の負担を減らし、サイバー攻撃に対して先手を打つことができる」とアルプ氏は話す。
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