IT業界で活躍する女性を表彰する「Most Influential Women in UK Technology」。今回はITと経済の発展に寄与する2人の女性を紹介する。
英国のIT業界における女性の活躍を推進する一環として、英Computer Weeklyは目覚ましい活動をした女性を表彰するアワード「Most Influential Women in UK Technology」を毎年実施している。本稿は、英国の経済とIT業界の発展に貢献し、「Hall of Fame」(殿堂入り)を受賞した2人の活動を紹介する。
AI(人工知能)技術の専門家であるタビサ・ゴールドストーブ氏は、AI技術に関する最新情報を提供するCognitionXの共同設立者だ。2023年9月現在、ケンブリッジで技術開発を支援するInnovate Cambridgeのエグゼクティブディレクターを務める。女性向けにAI技術を解説する書籍『How To Talk To Robots: A Girls’ Guide To a Future Dominated by AI』の著者でもある。
開発者がアイデアや技術を持ち寄ってアプリケーションを開発するイベントであるハッカソン「Teens in AI」の審査員も務める。英国における科学技術の利用を推進するCampaign for Science and Engineeringの諮問委員会メンバーでもある。
過去には、英国政府のAIに関する協議会の議長や、若者のキャリア構築支援に取り組むFounders4SchoolsやThe Prince's Trustのアドバイザーを務めた。女性起業家を支援する無料イベントの運営団体、FutureGirlCorpの共同設立者でもある。
ウェンディ・タン・ホワイト氏は、Googleの親会社Alphabetが創設した産業ロボット用ソフトウェアの開発企業IntrinsicにてCEOを務める。Googleの研究機関X Developmentのバイスプレジデントでもある。
インペリアルカレッジロンドン(Imperial College London)のDyson School of Design Engineeringのアドバイザリーボードのメンバーも務める。2016年にはITとビジネスの分野における技術教育への貢献がたたえられ、大英帝国勲章の一つMBE(Member of the Order of the British Empire)を授与された。
Webサイト構築サービスを提供するMoonfruitの共同設立者で、2003年まで同社のCEOを務めた。スタートアップ向けの投資を支援するEntrepreneur Firstのゼネラルパートナー、英国政府機関Government Digital Service(GDS)のアドバイザリーボードのメンバーも務めた。科学技術に関する研究機関Alan Turing Instituteの理事会メンバーでもあった
2017年7月からは、英国政府のデジタル経済戦略の策定を目的としたDigital Economy Councilのメンバーを務める。
第4回は、すでに殿堂入りを果たした人物とその活動を紹介する。
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