英国のIT業界で活躍し、表彰される女性とは。英Computer Weeklyの「Most Influential Women in UK Technology」で表彰され殿堂入りとなった人物を紹介する。
人手不足のIT業界において、女性の活躍を推進することは大切な取り組みの一つだ。英Computer Weeklyは「Most Influential Women in UK Technology」という名称のアワードを通じて英国のIT業界で活躍する女性を2012年から表彰している。表彰された人物の中で「Hall of Fame」(殿堂入り)を受賞した企業で活躍する2人の人物を紹介する。
ジョー・ツイスト氏は、英国のゲーム業界団体UK Interactive Entertainmen(Ukie)のCEOを2012年1月〜2023年7月に務めた後、英国レコード産業協会(British Phonographic Industry:BPI)のCEOに転じた。
同氏はゲーム関連の慈善団体SpecialEffectのバイスプレジデントを2015年1月から務めるとともに、2013年10月から英国アカデミー賞(BAFTA)のゲーム部門のチェアでもある。
ツイスト氏は他にも以下の役職で活躍してきた。
2016年、クリエイティブ産業への貢献がたたえられ、大英帝国勲章の一つOBE(Officer of the Most Excellent Order of the British Empire)を授与された。
2013年にMost Influential Women in UK Technologyを受賞したジョアンナ・シールズ氏は、2018年5月から、AI(人工知能)技術を創薬に活用するスタートアップBenevolentAIのCEOを務めている。
2013年1月〜2018年3月は、英国のデジタル・文化・メディア・スポーツ省(DCMS)の政務次官(Parliamentary Under Secretary of State)として、安全なインターネットの使用とセキュリティ対策の分野で活動した。
オンライン上の児童虐待や性的搾取と闘う非営利団体WeProtectを2014年に設立している。
Facebook(現Meta Platforms)のEMEA(欧州、中東、アフリカ)地域担当の元バイスプレジデントだった同氏は、IT関連のアドバイザーを務めた経験も持つ。シールズ氏は、英国がDXを推進する立場であり続けるためには、自分たち自身がDXに適切に取り組んでいく必要があると考えている。
第13回も引き続き、IT業界で女性が活躍できる基盤づくりに貢献する人物を紹介する。
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