クライアント端末のOSを「Windows 11」に移行する際、悩みがちなのがエディションの選択だ。特に企業の場合はさまざまな選択が可能なため、検討に当たってまずはエディションの基本的な特徴を知る必要がある。
クライアントOS「Windows」を利用しているエンドユーザーや企業が「Windows 11」への移行を検討する際、どのライセンスを選べばいいのかという問題が障壁になる。特に企業の場合はさまざまな選択肢があり、適切に選ぶことに苦労しがちだ。移行計画に着手するために、まずは各エディションの特徴など基本的な違いを知っておこう。
Windows 11には「Windows 10」までのWindowsと同様に、幾つかのエディションがある。まず基本として知っておきたいのは、以下3つのエディションだ。
個人利用の場合は、基本的にはWindows 11 Homeで問題ない。これら3つのエディションの中では、企業など法人向けとしてはセキュリティ機能やPC管理機能を追加しているWindows 11 Proが一般的だ。Windows 11 Pro for Workstationsには、ファイル共有の高速化や、ファイルシステムにおけるデータの可用性を高める「Resilient File System」(ReFS)といった特有の機能がある。
企業の選択肢としては、Windows 11 Proよりも企業向けの機能を充実させた「Windows 11 Enterprise」がある。その他に、教育機関向けのエディションもある。
企業がWindows 11を導入する場合の選択肢として、Microsoftはエンドユーザー数300人までの「Business」系のプランと、エンドユーザー数の上限を設けない「Enterprise」系のプランを用意している。どちらもサブスクリプション形式の製品・サービス群「Microsoft 365 Business」または「Microsoft 365 Enterprise」を購入することで利用できる。
テレワークとオフィス勤務を両立するハイブリッドワークの場合は、生産性やセキュリティに関する機能がより充実しているEnterpriseが適するとMicrosoftは説明している。
第3回は、Microsoft 365のプランごとの違いを紹介する。
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