Windowsのキオスクモードでは、使用するアプリケーションを限定してPCを極めてシンプルに使うことが可能だ。キオスクモードを設定する具体的な方法とは。
MicrosoftのクライアントOS「Windows」には、特定の目的に限定してPCを利用する「キオスクモード」(Kioskモード)がある。キオスクモードは主に4つの方法で設定することが可能だ。今回は「Windows 11」を前提にして、2つの便利な設定方法を紹介する。
Microsoftは、Windowsの管理や設定のための自動化ツール「Windows Configuration Designer」(Windows構成デザイナー)を提供している。これは公式ストアである「Microsoft Store」から無料で入手できる。
このツールでキオスクモードを設定するための「キオスクウィザード」は使いやすい。Windows管理者はこのツールを使うことで、キオスクモードの構成をより簡単に定義し、さまざまな管理対象端末に配布できるようになる。
もう一つの方法は、モバイルデバイス管理(MDM)ツールを使用してキオスク端末を導入し、管理することだ。この方法は、小売店や飲食店など、物理的に異なる場所に複数のキオスク端末を設置し、集中的に管理する必要のある組織に適している。
エンドポイント管理ツールの「VMware Workspace ONE UEM」や「Microsoft Intune」などは、デスクトップ管理者がWindows 11のキオスクモードを設定し、端末をリモートで管理するためのMDM機能を提供する。リモートで実行できる機能には、Windows 11の一部の機能をロックして、デバイスをキオスクモードに変える機能が含まれている。
これらのツールは、ストレージやCPUの使用率、システムエラーの発生状況などを監視して、管理者に警告を発する。キオスク端末のリモート管理にMDMを使用することで、セキュリティのパッチ(修正プログラム)やOSのアップデートプログラムをキオスク端末に確実に配布し、安全性とコンプライアンスを維持できるようになる。
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