「Windows 11」のレジストリを復元するには? 設定変更で失敗したときの救世主Windows 11のレジストリバックアップ【中編】

レジストリのバックアップを作成しておくと、PCの設定を誤って変更した場合の復元手段として活用できる。「Windows 11」のレジストリを、バックアップデータから復元する手順を紹介する。

2024年02月10日 11時15分 公開
[Brien PoseyTechTarget]

関連キーワード

Windows 11 | Windows | バックアップ


 クライアントOS「Windows 11」搭載PCの設定を変更する際、OSが作動しなくなる場合に備えて、レジストリ(データの保管場所)のバックアップを作成しておくとよい。レジストリのバックップを元に、設定を変更前の状態に戻すことができるからだ。以下では、Windows 11のレジストリのバックアップから設定を復元する方法を解説する。

レジストリのバックアップの復元方法

 作成したWindows 11のレジストリのバックアップは、以下の手順に従って復元できる。一部の手順は、前編「『Windows 11』設定変更前にやっておきたい“レジストリ”をバックアップする方法」で解説したものと同じものだ。

1.Windows 11搭載PCを起動

 復元対象となるWindows 11搭載PCを起動する。Windows 11が起動しない場合は、システム回復用の起動モードである「セーフモード」での立ち上げを試みる。

2.ファイル名を指定して実行

 「スタート」ボタンを右クリックして、メニューから「ファイル名を指定して実行」を選択する。

3.レジストリエディターを開く

 「ファイル名を指定して実行」ダイアログで「regedit」と入力する。管理者権限を持つエンドユーザーに対しても権限を制限する「ユーザーアカウント制御」(UAC)のメッセージが表示されたら、「はい」をクリックする。

4.ファイルをクリック

 メニューバーの「ファイル」をクリックする。

5.インポートを選択

 「インポート」を選択する。

6.バックアップを選択

 復元したいレジストリのバックアップを選択する。

7.復元プロセスの開始

 「開く」ボタンをクリックする。その後すぐに復元プロセスが開始する。このとき確認メッセージは表示されない。


 次回は、Windows 11のレジストリを復元する際にエラーが出たときの対処法を紹介する。

TechTarget発 世界のインサイト&ベストプラクティス

米国TechTargetの豊富な記事の中から、さまざまな業種や職種に関する動向やビジネスノウハウなどを厳選してお届けします。

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

アイティメディアからのお知らせ

From Informa TechTarget

「テレワークでネットが遅い」の帯域幅じゃない“真犯人”はこれだ

「テレワークでネットが遅い」の帯域幅じゃない“真犯人”はこれだ
ネットワークの問題は「帯域幅を増やせば解決する」と考えてはいないだろうか。こうした誤解をしているIT担当者は珍しくない。ネットワークを快適に利用するために、持つべき視点とは。

ITmedia マーケティング新着記事

news017.png

「サイト内検索」&「ライブチャット」売れ筋TOP5(2025年5月)
今週は、サイト内検索ツールとライブチャットの国内売れ筋TOP5をそれぞれ紹介します。

news027.png

「ECプラットフォーム」売れ筋TOP10(2025年5月)
今週は、ECプラットフォーム製品(ECサイト構築ツール)の国内売れ筋TOP10を紹介します。

news023.png

「パーソナライゼーション」&「A/Bテスト」ツール売れ筋TOP5(2025年5月)
今週は、パーソナライゼーション製品と「A/Bテスト」ツールの国内売れ筋各TOP5を紹介し...