サーバエンジニアの需要は引き続き旺盛なため、頑張り次第では年収を上げていくことも可能だ。そのために必要なのは認定資格だけではない。必要なスキルをまとめた。
求人サイトを運営するZipRecruiterが2024年1月に報じた内容によれば、MicrosoftのサーバOS「Windows Server」を担当するエンジニアの平均年収は10万1706ドル(約1500万円)だ。サーバエンジニアは需要が旺盛な状況が続いている。
“年収1500万円プレーヤー“になるには認定資格も大切だが、資格では身に付けることのできないスキルも重要だ。サーバエンジニアに求められるスキルを紹介しよう。
サーバエンジニアの技術スキルよりも、問題解決能力を重視する企業がある。応募者には問題解決能力を示す材料の一つとして、過去に携わったインフラの設計・導入実績を語ることが求められる。雇用主は、応募者がスケジュール通りにプロジェクトを完了し、予算を守る意識を持っているかどうかも知りたいはずだ。応募者は過去のプロジェクト計画や予算立て、時間管理、文書作成の実績を簡潔に説明するようにしよう。
サーバエンジニアは技術専門家とはいえ、さまざまな部署や社外関係者と連携して仕事をしなければならない。技術に詳しくない営業担当者などに、その人の立場に立って分かりやすい説明ができるかどうかが腕の見せどころだ。雇用主は、口頭と文書の両方でコミュニケーション能力を持つサーバエンジニアを求めている。サーバエンジニアはクライアント側の従業員と一緒に仕事をすることもある。そのため、言いたいことを明瞭にして伝えることはもちろん、言葉のマナーに精通することも大切だ。
サーバエンジニアは、システムの設計や予算、製品開発計画、ビジネス戦略など、さまざまな機密情報に触れる機会がある。機密情報を慎重に取り扱う意識が欠かせない。
サーバエンジニアには日頃のインフラ構築や管理にとどまらず、災害対策の準備やシステム移行など、さまざまなことに柔軟に取り組むためのスキルが求められる。システムは夜中や週末にも稼働するため、時間外勤務や休日出勤も覚悟しなければならない。
受け身の姿勢ではサーバエンジニアとしてのキャリアは築けない。問題が発生する前に自ら改善策を提案することこそ、サーバエンジニアに求められる重要なスキルだ。そのためには、IT部門の同僚や他の関係者と常にコミュニケーションを取る必要がある。社外の関係者やクライアントとも、自主性を持って接することが求められる。
サーバエンジニアはインフラを支えるという点では“黒子”になるが、「ビジネス」の視点を持つことが望ましい。積極的に事業部門と連携し、自分の会社が目指している方針を把握した上で、サーバエンジニアとしてそれにどう貢献できるかを考える必要がある。
第3回は、クラウドサービスに関わるサーバエンジニアに求められるスキルを紹介する。
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