「Copilot for Microsoft 365」は、Microsoftアプリケーション利用時に使えるAIアシスタントだ。導入に際しては、単にライセンスを購入するだけではない、幾つかの条件がある。それは何か。
大規模言語モデル(LLM)を搭載した業務支援ツール「Microsoft Copilot for Microsoft 365」(以下、Copilot for Microsoft 365)の利用を検討している企業は、そのために必要な要件が自社にそろっているかどうかを確認しなければならない。状況によっては、導入プロセスが複雑になる可能性がある。
事態をさらに複雑にするのは、Microsoftが「Copilot」と名の付くサービスを複数提供しており、さまざまな形態があることだ。どのCopilotが利用でき、自社にとってどれが適切なのかを、以下で解説しよう。
Copilot for Microsoft 365を使うには、幾つかの要件を満たす必要がある。中には中小企業にとっての壁になり得る要件もあり、導入前に要件を満たしているかどうかを確認しておくことが重要だ。
Copilot for Microsoft 365のライセンス料金は、2024年3月時点でエンドユーザー1人当たり月額30ドルだ。日本の場合、エンドユーザー1人当たり月額3750円になる。ただしこれ以外にも、複数サービスのライセンス料金が関係してくる。Microsoft 365のE3プランであれば1人当たり月額36ドル(日本円では4500円)、E5であれば1人当たり月額57ドル(日本円では7130円)といったライセンス料金も必要だ。Copilot for Microsoft 365のライセンスは年間契約が必要な点にも留意しなければならない。
米国TechTargetの豊富な記事の中から、最新技術解説や注目分野の製品比較、海外企業のIT製品導入事例などを厳選してお届けします。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
「Microsoft 365 Copilot」の真価を引き出すこつとは? リコージャパンに聞く (2025/3/24)
大量のデータから欲しいものを見つける難しさ 生成AIで改善へ (2025/3/3)
「帳票電子化」は8割……紙をPDF化しただけ? 必要なのは「デジタル化」 (2025/2/28)
なぜシステム導入は失敗するのか 請求書電子化の成功事例から学ぶ“コツ” (2025/1/6)
事例:パナソニック ネットソリューションズの文書管理効率化、ペーパーレス化 (2024/6/28)
お知らせ
米国TechTarget Inc.とInforma Techデジタル事業が業務提携したことが発表されました。TechTargetジャパンは従来どおり、アイティメディア(株)が運営を継続します。これからも日本企業のIT選定に役立つ情報を提供してまいります。
Cookieを超える「マルチリターゲティング」 広告効果に及ぼす影響は?
Cookieレスの課題解決の鍵となる「マルチリターゲティング」を題材に、AI技術によるROI向...
「マーケティングオートメーション」 国内売れ筋TOP10(2025年4月)
今週は、マーケティングオートメーション(MA)ツールの売れ筋TOP10を紹介します。
「AIエージェント」はデジタルマーケティングをどう高度化するのか
電通デジタルはAIを活用したマーケティングソリューションブランド「∞AI」の大型アップ...