SSDに「HDD」ではなく「テープ」を融合する“FLAPEだけの良さ”とは?謎のストレージ「FLAPE」の利点【後編】

記録媒体の技術的な進化だけではなく、使い方によってもストレージの進化はもたらされる。SSDとテープを組み合わせる「FLAPE」にはどのような利点が見込めるのか。

2024年04月03日 08時15分 公開
[Brien PoseyTechTarget]

関連キーワード

管理者 | ストレージ | 技術解説


 ストレージに搭載する新種の記録媒体が登場することはめったにないが、ストレージの使い方によって、ユーザー企業はデータ保管の新たな体験を得られる可能性がある。その一つがSSDとテープを組み合わせる「FLAPE」だ。HDDを組み合わせたストレージにはない、FLAPEだけの利点とは何か。

“HDD×SSD”にはない「FLAPE」だけの利点とは?

 他の階層型ストレージと同様に、FLAPEはデータをアクセス頻繁が高い「ホットデータ」と、アクセス頻度が低い「コールドデータ」に分類する。主に2通りの活用方法が考えられる。まずはホットデータをSSDに、コールドデータをテープに保存する方法だ。全てのデータをテープに保存し、SSDをキャッシュとして使って読み書きの速度を向上させることもできる。

 階層型ストレージの発想は新しいものではない。大半の階層型ストレージでは、コールドデータはテープではなくHDDに保存されることになる。FLAPEと違うのは、HDDを使うことでコールドデータの読み込みは速くなるが、コストがより高くなる可能性があることだ。

 SSDとHDD、テープを組み合わせた3層の階層型ストレージを構成することもできる。こうした3層の階層型ストレージでは、それぞれのストレージ種別に応じて次のように使い分けるとよい。

  • SSD
    • 頻繁にアクセスするデータの保存
  • HDD
    • SSDに保存するデータより頻繁には使用しないものの、時々参照する必要があるデータの保存
  • テープ
    • まれにしかアクセスしないデータの保存や、長期的に保管しておく必要のあるデータのアーカイブ

TechTarget発 先取りITトレンド

米国TechTargetの豊富な記事の中から、最新技術解説や注目分野の製品比較、海外企業のIT製品導入事例などを厳選してお届けします。

ITmedia マーケティング新着記事

news075.png

Z世代の告白手段は「直接」が大多数 理由は?
好きな人に思いを伝える手段として最も多く選ばれるのは「直接」。理由として多くの人は...

news100.jpg

日本はなぜ「世界の旅行者が再訪したい国・地域」のトップになったのか 5つの視点で理由を解き明かす
電通は独自調査で、日本が「観光目的で再訪したい国・地域」のトップとなった要因を「期...

news023.jpg

誰も見ていないテレビ番組にお金を払って露出する意味はあるのか?
無名のわが社でもお金を出せばテレビに出してもらえる? 今回は、広報担当者を惑わせる...