記録媒体の技術的な進化だけではなく、使い方によってもストレージの進化はもたらされる。SSDとテープを組み合わせる「FLAPE」にはどのような利点が見込めるのか。
ストレージに搭載する新種の記録媒体が登場することはめったにないが、ストレージの使い方によって、ユーザー企業はデータ保管の新たな体験を得られる可能性がある。その一つがSSDとテープを組み合わせる「FLAPE」だ。HDDを組み合わせたストレージにはない、FLAPEだけの利点とは何か。
他の階層型ストレージと同様に、FLAPEはデータをアクセス頻繁が高い「ホットデータ」と、アクセス頻度が低い「コールドデータ」に分類する。主に2通りの活用方法が考えられる。まずはホットデータをSSDに、コールドデータをテープに保存する方法だ。全てのデータをテープに保存し、SSDをキャッシュとして使って読み書きの速度を向上させることもできる。
階層型ストレージの発想は新しいものではない。大半の階層型ストレージでは、コールドデータはテープではなくHDDに保存されることになる。FLAPEと違うのは、HDDを使うことでコールドデータの読み込みは速くなるが、コストがより高くなる可能性があることだ。
SSDとHDD、テープを組み合わせた3層の階層型ストレージを構成することもできる。こうした3層の階層型ストレージでは、それぞれのストレージ種別に応じて次のように使い分けるとよい。
米国TechTargetの豊富な記事の中から、最新技術解説や注目分野の製品比較、海外企業のIT製品導入事例などを厳選してお届けします。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
ハロウィーンの口コミ数はエイプリルフールやバレンタインを超える マーケ視点で押さえておくべきことは?
ホットリンクは、SNSの投稿データから、ハロウィーンに関する口コミを調査した。
なぜ料理の失敗写真がパッケージに? クノールが展開する「ジレニアル世代」向けキャンペーンの真意
調味料ブランドのKnorr(クノール)は季節限定のホリデーマーケティングキャンペーン「#E...
業界トップランナーが語る「イベントDX」 リアルもオンラインも、もっと変われる
コロナ禍を経て、イベントの在り方は大きく変わった。データを駆使してイベントの体験価...