メルー、不正APの検知が可能な“11n ready”APを発表NEWS

メルー・ネットワークスは、ソフトウェアの更新だけで最大300Mbpsの高速無線通信を実現するIEEE 802.11n対応APを発表した。

2008年03月25日 17時59分 公開
[TechTarget]

 無線LANのメルー・ネットワークスは3月25日、次世代無線LAN規格IEEE 802.11nドラフト2.0対応の企業向け無線アクセスポイント(AP)「AP302」を発表した。ソフトウェアの更新だけで最大300Mbpsの高速無線LAN環境に移行できる。

画像 11nへの段階的な移行に最適なAP302

 AP302はIEEE 802.11a/b/gおよび11nドラフト2.0に対応する「AP300シリーズ」の1製品で、6本のアンテナで構成する3×3 MIMO(Multiple Input Multiple Output)技術により理論値300Mbpsの高速通信を実現する。導入時は11a/b/g機能のみ利用可能だが、ユーザーは既存環境から11n環境に移行する際、ソフトウェアアップグレードのライセンスを購入するだけでよい。

 またセキュリティ面では、無線LANコントローラと連携して許可されていない不正APの設置を検知、トラフィックをブロックするファイアウォール機能を搭載した。同社の現行AP製品と同様、11a/b/gおよび11nで同時に2つの無線チャンネルが利用できるデュアルチャンネルや、チャンネル当たりの接続数を増やすAir Traffic Controlといった機能もサポートする。

 AP302の国内販売価格は未定。参考価格は、本体が995米ドル、11nへのアップグレードライセンスが299米ドルとなっている。

関連ホワイトペーパー

IEEE | 無線LAN


Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

アイティメディアからのお知らせ

From Informa TechTarget

なぜクラウド全盛の今「メインフレーム」が再び脚光を浴びるのか

なぜクラウド全盛の今「メインフレーム」が再び脚光を浴びるのか
メインフレームを支える人材の高齢化が進み、企業の基幹IT運用に大きなリスクが迫っている。一方で、メインフレームは再評価の時を迎えている。

ITmedia マーケティング新着記事

news017.png

「サイト内検索」&「ライブチャット」売れ筋TOP5(2025年5月)
今週は、サイト内検索ツールとライブチャットの国内売れ筋TOP5をそれぞれ紹介します。

news027.png

「ECプラットフォーム」売れ筋TOP10(2025年5月)
今週は、ECプラットフォーム製品(ECサイト構築ツール)の国内売れ筋TOP10を紹介します。

news023.png

「パーソナライゼーション」&「A/Bテスト」ツール売れ筋TOP5(2025年5月)
今週は、パーソナライゼーション製品と「A/Bテスト」ツールの国内売れ筋各TOP5を紹介し...