メルー・ネットワークスは、ソフトウェアの更新だけで最大300Mbpsの高速無線通信を実現するIEEE 802.11n対応APを発表した。
無線LANのメルー・ネットワークスは3月25日、次世代無線LAN規格IEEE 802.11nドラフト2.0対応の企業向け無線アクセスポイント(AP)「AP302」を発表した。ソフトウェアの更新だけで最大300Mbpsの高速無線LAN環境に移行できる。
AP302はIEEE 802.11a/b/gおよび11nドラフト2.0に対応する「AP300シリーズ」の1製品で、6本のアンテナで構成する3×3 MIMO(Multiple Input Multiple Output)技術により理論値300Mbpsの高速通信を実現する。導入時は11a/b/g機能のみ利用可能だが、ユーザーは既存環境から11n環境に移行する際、ソフトウェアアップグレードのライセンスを購入するだけでよい。
またセキュリティ面では、無線LANコントローラと連携して許可されていない不正APの設置を検知、トラフィックをブロックするファイアウォール機能を搭載した。同社の現行AP製品と同様、11a/b/gおよび11nで同時に2つの無線チャンネルが利用できるデュアルチャンネルや、チャンネル当たりの接続数を増やすAir Traffic Controlといった機能もサポートする。
AP302の国内販売価格は未定。参考価格は、本体が995米ドル、11nへのアップグレードライセンスが299米ドルとなっている。
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