WebやメールなどでのIPv4/IPv6変換を、1つのトランスレータブレード当たり8Gbps、最大搭載で80Gbpsのスループットを実現する、通信事業者向けのトランスレータ機能を搭載した「CenterStage NX4300」を開発した。
沖電気工業(OKI)は7月7日、IPv4とIPv6を変換するトランスレータ機能を搭載した通信事業者向けセキュリティゲートウェイ「CenterStage NX4300」を開発したことを発表した。
CenterStage NX4300は、2010年までとされているIPv4アドレス枯渇問題に対応し、IPv4とIPv6の並行運用を図る相互変換機能を搭載したキャリアグレードのトランスレータ装置。大規模通信事業者向けとして、ATCA(Advanced TCA)プラットフォームおよびネットワークプロセッサを採用し、高速処理、高可用性を目指した。
独自技術で開発したミドルウェア「CenterStage HAPF」によって高可用性を確保した上、OKI独自のノウハウにより高速処理を実現。Webや電子メール、FTPなどでのIPv4/IPv6変換を8Gbpsのスループットで処理可能なトランスレータブレードを10枚まで搭載することで、トラフィックの増加に合わせて最大80Gbpsまでの拡張が可能だ。また、DNS問い合わせをv6/v4変換するALG(Application Level Gateway)機能をALGブレードに搭載でき、トランスレータブレードと連携することでIPv6とIPv4の双方向通信を実現する。
同社は2008年度末の商品化を予定しており、今後は既存のIPv4向けのNAT(Network Address Translation)機能の強化や大容量化を進め、IPv4アドレス枯渇対策、IPv6ネットワークへの移行・拡大を支援するとしている。
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