オフィスのPBXとウィルコムのPHS間を内線番号で発着信できる定額料金サービスを拡充。PRI回線を利用することで1回線で同時23通話が可能になった。
ウィルコムとウィルコム沖縄は11月18日、モバイル内線ソリューション「W-VPN」を拡充し、新たに「PRI専用回線サービス」を提供すると発表した。11月20日から受付を開始する。
W-VPNは、オフィスのPBX(内線交換機)とウィルコムの専用ネットワークを専用回線で結ぶことで、ウィルコムのサービスエリア内であれば、PHS端末で内線番号での発着信を可能とするFMC(Fixed Mobile Convergence)サービス。PHS間の通話は定額料金で利用でき(内線網・PHS間は無料)、外出など不在の場合が多い社員への取り次ぎが不要なため、通話料金を削減しながら業務を効率化できる。
これまでは1回線につき同時2通話が可能なISDN BRI(基本インタフェース)専用回線サービスを提供していたが、今回新たに、1回線同時23通話が可能なISDN PRI(一次群インタフェース)専用回線サービスを提供開始する。従来よりも1回線当たりで利用できる同時通話数が増えるため、大規模の企業においても低コストでPHSを内線として利用できる。月額料金は3万1500円(税込み)。
W-VPNを利用するためには、ウィルコム定額プラン、もしくはウィルコムビジネスタイム定額トリプルプランへの加入、W-VPN内線オプションの契約などが必要となる。
サービス(1回線当たり) | 月額料金(税込み) | 初期費用(税込み) |
---|---|---|
PRI専用回線(23ch) | 3万1500円 | 6万3000円 |
BRI専用回線(2ch) | 5250円 | 1万500円 |
W-VPN内線オプション | 315円 | 1050円 |
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
お知らせ
米国TechTarget Inc.とInforma Techデジタル事業が業務提携したことが発表されました。TechTargetジャパンは従来どおり、アイティメディア(株)が運営を継続します。これからも日本企業のIT選定に役立つ情報を提供してまいります。
「生成AIで作った広告」が物議 そのとき、コカ・コーラはどう動いた?
生成AIを広告制作に活用し、議論を呼んだCoca-Cola。この経験から何を学んだのか。
新規顧客獲得と既存顧客のLTV向上、それぞれのCRO(コンバージョン率最適化)について
連載第4回の今回は、新規顧客の獲得と既存顧客のLTV(顧客生涯価値)、それぞれのCRO(コ...
「広報」への期待 B2BとB2Cの違いは?
日本広報学会が上場企業経営者を対象に「広報の定義」に関する意識調査を実施した。