WindowsやLinux、UNIXなどのOSに対応し、APIを利用することで異なる開発言語によるシステム/プロセス間連携を可能にする。
ネッツは12月12日、異機種間通信ミドルウェア「Sebrio-UNIX(Solaris)版」の販売開始を発表した。Sebrioは、メッセージ転送やメッセージキュー、ファイル転送などの機能を搭載し、OSや開発言語が異なるシステム間やプロセス間の連携を可能にする通信ミドルウェア。WindowsやLinux、UNIXなどのOSに対応し、APIを呼び出すことでC言語やVisual C++、Visual Basic、C♯など異なる開発言語間でも通信できる。また、PerlやPHP、Ruby、UNIXシェルなどのスクリプト言語でも操作可能なコマンドを搭載している。
同社では、システム開発にSebrioを導入することで、各機能間の通信に力を注ぐことなく本来のシステム機能に注力でき、開発期間や人件費を含めた開発コストを抑えられるとしている。
Sebrioの主な機能は以下の通り。
機能 | 概要 |
---|---|
メッセージ転送 | 送信先と名札(通知ID)を指定するだけでメモリ上のデータを送信できる。また、名札(通知ID)を指定するだけで受信可能。 システム内でプロセス間通信に利用でき、LAN上の異なるOSで動作するプロセスとの通信でも利用可能 |
メッセージキュー | Sebrio 独自のメッセージングキューシステムとMicrosoft Message Queue(MSMQ)へ送受信できる。LinuxやUNIXからもMSMQへのメッセージ送受信可能 |
ファイル転送 | 任意のファイルやフォルダを転送する。自動転送機能により毎月1回や毎週1回など任意の指定で自動転送が可能。また、障害復旧、帯域制限、優先度転送などの機能も装備している |
イベント通知 | LinuxやUNIX、WindowsからWindowsイベントログへ書き込む |
状態監視機能 | Sebrio間の接続状態を取得・通知する機能とCPUやメモリなどの情報を取得する |
開発API/操作コマンド | 開発APIはC言語、Visual C++、Visual Basic、C♯から呼び出せるAPIを提供。また、Sebrioの各機能を利用できるコマンドが用意され、Perl、PHP、Ruby、UNIXシェルなどのスクリプト言語からも呼び出しが可能 |
Sebrioの販売価格は、Windows版が19万8000円、Linux版が24万8000円、UNIX版が29万8000円(いずれも税別)。
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