ラックレベルでのネットワーク仮想化機能を搭載した10GbEスイッチの国内販売を開始。VMwareやNetApp FASといったサーバ/ストレージ仮想化環境にマッチしたネットワーク機器として売り込む。
ネットワールドは1月26日、米ベンチャー企業BLADE Network Technologiesの仮想化環境対応LANスイッチ「RackSwitchシリーズ」3機種の販売代理店契約を結んだと発表した。同社の扱うVMwareとの組み合わせで仮想化ソリューションの販売を推進する。
BLADEの「RackSwitch」はラック単位でのネットワーク仮想化を実現する10Gbpsイーサネット(10GbE)対応スイッチ。1台のスイッチ上で仮想的に複数のスイッチを稼働させる技術により、ラック内の仮想化サーバの追加や移動に合わせてVLANやQoSなどのネットワーク構成・属性を動的に変更していくことが可能で、ネットワーク環境設定の手間を削減する。
新製品の「RackSwitch G8124」では、24ポートの10GbEインタフェース(SFP)を備え、FCoE(Fibre Channel over Ethernet)といった次世代ストレージネットワーク技術もサポートする。ネットワールドでは、同社が販売する「VMware Infrastructure 3」(仮想化環境)とネットアップの「FASシリーズ」(仮想化対応ストレージ)とを結ぶ、仮想化との親和性の高いネットワークソリューションとして、データセンターやHPC分野に販売展開する考え。
RackSwitchシリーズの価格は、「RackSwitch G8000」が126万4000円から、「RackSwitch G8100」および同G8124が274万9000円から(いずれも税別)。同社は今後3年間で15億円の売り上げを目指す。
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