2009年07月31日 07時30分 公開
特集/連載

失敗から学ぶPPMの現実的なアプローチITガバナンスとPPMの教訓

わたしが失敗から学んだ教訓は、IT族というのは物事を何でも複雑にし過ぎてしまいがちだが、それは良くないということだ。

[Niel Nickolaisen,TechTarget]

 わたしはもちろん、世界で最も頭のいい人間ではない。ITガバナンスモデルとプロジェクトポートフォリオ管理(PPM)に関するこれまでの教訓は、すべて失敗を通じて学んだ。

 例えば初めてCIOになったとき、IT関連の意思決定についてIT部門の領域を超えたプロセスが必要だと判断した。そこでCEOを説得して、経営陣の一部で構成するIT運営委員会を招集してもらうよう頼んだ。CEOはわたしの頼みを聞いてくれ、それから半年間、それまで協力して1つのことを決定した経験のない8人を集めてITプライオリティについて意見をまとめるために、苦悩の日々を送ることになる。これでわたしが世界一頭のいい人間でないことはお分かりいただけただろう。このITガバナンスモデルが機能しておらず、今後も決して機能することはないと分かるまでに半年かかったのだ。

 この件をはじめとする手ひどい失敗があるからこそ、わたしには効率的なITガバナンスとPPMについての教訓を語る資格があると思う。

 まずガバナンスから始めよう。わたしが失敗から学んだ教訓として、ITガバナンスモデルは2つの側面から組み立てる必要がある。組織のガバナンスモデルと、その組織におけるITの役割だ。

 出発点として、ITに関する意思決定方法と、その組織の意思決定方法とを照らし合わせる。もしその会社が中央集権的な意思決定を行っているのなら、中央集権的なITガバナンスモデルの採用を真剣に考えた方がいい。一方、意思決定が分散化されている会社の場合、分散型あるいは連携型のITガバナンスモデルを検討すべきだろう。

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