IFRSに対応したERPの構築はゼロベースでシンプルに考えれば、決して不可能なことでない。ガバナンスのルールや実機構築/導入展開方式を採用することが成功への必須条件である。
現在、多くのSAPユーザー企業が、SAP ERPの以前のバージョン(V4.7=Enterprise以前)から最新のSAP ECC(ERP Central Component)6.0へのバージョンアップを検討している。正確に現状をとらえると、「既にバージョンアップを実施済み、もしくはグループ企業全体へのバージョンアップを継続して実施中のユーザー企業」と、「2009年はじめのSAP保守料の値上げ、およびリーマン・ショックによる世界同時不況の影響を受け、バージョンアップ投資を一時凍結していたが、ここに来て再開に動き始めたユーザー企業」と、大きく二手に分かれるのではないだろうか。
前者のユーザー企業は、バージョンアップで複数会計基準に対応したECC6.0を導入しようとしていても、IFRS(国際財務報告基準、国際会計基準)対応については考慮していないケースがほとんどである。一方で、グローバル経営管理の高度化、ITコスト削減を狙ったERPの海外拠点展開、ERPインスタンス統合などを目的とし、複数国業務にも対応できる高度なグローバルERPを導入することにより、意図せずIFRSにも対応可能なITシステム基盤を既に手にしている企業も存在する。しかし、日本全体のSAPユーザー企業からすると、このような基盤の整ったユーザー企業はわずかである。
さて、後者に属する大半のユーザー企業は、何から考え始めるべきか? また、これから新規にERP導入を検討している企業は、どのようなアクションをとるべきか?
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