製品サイクルの短期化、多様化する消費者ニーズ、価格競争の激化、環境問題など、今日の製造業が直面する課題は多岐にわたっている。こうした課題に立ち向かい、消費者のニーズに合致した製品を効率良く市場に投入するために、現在多くの企業がPLM(製品ライフサイクル管理)に着目している。
「最近の製造企業では、生産部門だけでなく企画・設計部門でも生産コストやリードタイム、製造ラインの状況などを意識せざるを得なくなっている。市場を取り巻く状況が厳しく、単に顧客のニーズに合った製品を開発するだけでは足りなくなっている。このような中、PLMは製造業にとってますます重要度を増している」と語るのは、SAPジャパン インダストリー・ビジネス・ユニット 産業機械建設エンジニアリング担当部長の安藤正平氏だ。
PLMという言葉の持つ意味は、ベンダーによってそれぞれ微妙に異なっている。一般的な定義としては「製品の企画、設計、製造、流通、販売、サポート、さらには破棄に至るまでのライフサイクル全体を管理し、情報共有やコラボレーションを実現する仕組み」であるとされる。しかし、PLMシステムが実際にサポートする業務範囲やプロセス、管理する情報などには明確な定義がなく、各ベンダーの製品ごとにさまざまな特徴を持っている。では、SAPジャパンが提供するPLM製品「SAP PLM」には、どのような特徴があるのだろうか?
SAP PLMの機能は、次の4つに大別できる。
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