VPN構築ソフト「PacketiX VPN」が4年ぶりにバージョンアップ。スループットが向上し、VPN内部のIPv6通信サポート機能などを追加した。
筑波大学発ベンチャー企業のソフトイーサは3月10日、VPNソフトウェアの最新版「PacketiX VPN 3.0」法人向けエディションを発表した。販売パートナーを通じて3月15日より販売開始する。
2005年12月に発表した前版PacketiX VPN 2.0から約4年ぶりのバージョンアップとなる。新機能としてIPv6への対応、通信スループットの向上、遅延の減少、暗号強度の強化などが図られた。Linux、FreeBSD、Mac OS Xに加え、Windows 7/Server 2008 R2などの最新OSにも対応する。
IPv6については、VPN内部のIPv6通信をサポートしたほか、物理ネットワーク上でIPv6のみでのVPN接続が可能。さらに、ネットワーク技術者/システム管理者向けの低速ネットワークシミュレーション機能(遅延・パケットロス・ジッタ生成)も搭載した。ISPを経由せずに、NTT東日本のBフレッツ網内のみで低遅延・高スループットの拠点間VPN接続を実現できるという。
ライセンス料金は以下の通り。
製品エディション名 | リモートアクセスVPN機能同時接続クライアント数 | 拠点間接続VPN機能同時接続拠点数 | 製品ライセンス(無期限)+1年間サブスクリプション契約 | 製品ライセンス(無期限)+3年間サブスクリプション契約 |
---|---|---|---|---|
Standard Edition(小規模企業向け) | 30同時接続まで | 2拠点まで(1同時接続まで) | 9万5000円 | 15万6750円 |
Professional Edition(中規模企業向け) | 100同時接続まで | 4拠点まで(3同時接続まで) | 15万円 | 24万7500円 |
Enterprise Edition(大規模企業向け) | 300同時接続まで | 10拠点まで(9同時接続まで) | 60万円 | 99万円 |
Ultimate Edition(大規模企業向け) | 無制限 | 無制限 | オープン価格 | オープン価格 |
なおソフトイーサでは、3月15日から4月30日までの間、PacketiX VPN 2.0の法人向けライセンスを持つ企業向けに、PacketiX VPN 3.0の法人向けライセンスを約半額で購入できるアップグレードキャンペーンを実施する。
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