日本SGIがDesktopVPNをバーションアップ、共有機能の制御が可能にNEWS

「DesktopVPN Version2.0」を提供開始。クライアントIPアドレスによるアクセス制御機能、認証機能など、セキュリティ機能を強化。ソフトバンクBBとNECビックローブのサービスメニューとして採用されている。

2008年04月22日 19時02分 公開
[TechTargetジャパン]

 日本SGIは4月22日、SaaS(Software as a Service)型リモートアクセスサービスの新バージョン「DesktopVPN Version2.0」を提供開始した。DesktopVPNは、ソフトイーサが開発したSSL VPNベースのリモートアクセスソフトウェア「PacketiX Desktop VPN」をベースに、日本SGIが2007年10月より商用サービスとして提供している。

 新バージョンでは特にセキュリティとシステム管理機能を強化。すべてのDesktopVPNクライアントに対し、HDD、プリンタおよびシリアルポート共有機能を強制的に無効に(禁止)する「共有機能無効版」と、有効・無効のどちらかを選択し設定できる「共有機能有効版」という2つの製品ラインアップを提供する。

画像 共有機能を禁止した利用イメージ

 DesktopVPN Version2.0はクライアントIPアドレスによるアクセス制御機能を持ち、DesktopVPNサーバへの外部からの不正アクセスを制御する。また、DesktopVPNサーバで新規に認証機能を追加し、パスワード認証やWindowsドメイン認証など登録ユーザーごとに利用する認証機能を指定できるほか、既存の社内認証基盤との連携も可能だ。さらに、DesktopVPNサーバ設定ツールの実行ユーザー制限、DesktopVPNサーバPCのWindowsイベントログの出力とsyslogサーバへの転送が可能となった。

 ソフトバンクBBとNECビッグローブはサービスメニューとしてDesktopVPNを採用。ソフトバンクBBは、法人企業向けSaaS型サービス「TEKI-PAKI」で「リモートアクセス DesktopVPN」としてメニュー化し販売を開始しており、NECビッグローブは法人企業向けサービス「BIGLOBEオフィスサービス」の一メニューとして5月中旬の提供を予定している。

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