アジアを中心に約1400以上の導入実績を持つ生産管理システムに、支社と本社の連携機能を強化した新システムを構築。出光の中国工場に納入した。
富士通は3月23日、出光興産と共同で「PRONES(プロネス)」をベースとした生産管理システムを構築し、出光興産の機能性樹脂コンパウンド製造工場(中国広東省広州市)に納入したと発表した。
PRONESは、日本、中国、東南アジアで約1400以上の導入実績を持つ生産管理ソリューション。開発した新システムには、出光興産独自の機能を搭載することで本社拠点間のシステム連携を強化。コンパウンド製造工場における機能性樹脂コンパウンドの受注管理、生産計画、生産実績管理、出荷管理、在庫管理などの機能を備えている。
富士通では今回、本社と拠点との密な連携力を持つIT基盤を構築するため、出光興産のコンパウンド製造工場設立当初からプロジェクトに参画。また、中国におけるシステム構築のノウハウを持つ子会社の富士通信息系統有限公司と連携することで、現地と日本本社との橋渡しを行い、中国独自の会計制度や税制対応、保税システム、税関システム対応といった留意点を踏まえながら、日本からのガバナンスや連携を柔軟にする生産管理システムを構築した。
加えて、電話網や通信回線、ウイルス対策などのシステムを構築するなど、コンパウンド製造工場におけるIT基盤構築を支援。今後も出光興産の中国・アジア向けビジネスを、日本および中国から強力にサポートするとしている。
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