クラウド上で連結決算システムをホスティングし、さらにその運用管理を代行するサービスが登場した。通常と比べてコストを最大50%削減できるという。
ディーバは6月30日、伊藤忠テクノソリューションズ(CTC)、日本ベリサインと協力し、クラウドコンピューティング上で稼働させたディーバの連結決算パッケージ「DivaSystem」のシステム運用管理を代行する「DivaSystem Managed Service」の提供を7月1日に開始すると発表した。
同サービスはCTCが用意するクラウドサービス「TechnoCUVIC」上でDivaSystemをホスティング し、サーバ管理や稼働状況の報告、メンテナンスなどのシステム運用業務をディーバが代行する内容。日本ベリサインは「SSLサーバ証明書」「ベリサイン マネージドPKI」を提供する。DivaSystemのライセンスはユーザー企業が別途購入する必要がある。
ユーザー企業はサーバなどのハードウェア機器を購入する必要がなく、セットアップの費用やシステム運用管理費用、障害対応費用、電力コストなどを節約できるという。ディーバでは自社でサーバを用意し、システム運用管理業務を行う場合と比べて、30〜50%のコストを削減できるとしている。TechnoCUVICで利用するサーバのCPUやメモリ、HDDは月単位で増減可能。決算期などの繁忙期にだけCPUやメモリを増設することが可能だ。
子会社20社程度のグループ企業で四半期決算を実施した場合のデータ量を想定すると、年間の価格は144万円となる(DivaSystemのライセンス費用、保守費用は含まず)。ディーバは初年度に20社の導入を目標としている。
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