運用最適化を重視した富士通のプライベートクラウドサービスプライベートクラウドソリューション最前線【第7回】

サーバベンダー、SIerとして国内大手の富士通がプライベートクラウドで注力するのは、アウトソーシングサービスと移行サービス。

2011年01月27日 08時00分 公開
[富樫純一]

 企業システムの新たな構築手法として、クラウドコンピューティングを活用しようという機運が急速に高まっている。これは、多くのサーバベンダーやSIer、データセンター事業者が感じているところだ。サーバベンダーやSIerとして国内大手の富士通も例外ではない。2009年から2010年にかけ、企業システムをサービス化して利用するクラウドの商談は2倍以上に急増したという。最近はPaaSやSaaSなどのパブリッククラウドに加え、企業が自社内にクラウド環境を構築するプライベートクラウドの案件が増え始め、およそ2割を超えるまでになっている。

 そうした中、富士通が特に力を入れて取り組んでいるのが、プライベートクラウドをアウトソーシングサービスとして提供する「プライベートクラウドサービス」だ。クラウド特有の複雑な運用業務を企業に変わって実施し、情報システム部門の負荷軽減を目指す新サービスである。

ITmedia マーケティング新着記事

news047.jpg

SASのCMOが語る マーケティング部門が社内の生成AI活用のけん引役に適している理由
データとアナリティクスの世界で半世紀近くにわたり知見を培ってきたSAS。同社のCMOに、...

news159.jpg

SALES ROBOTICSが「カスタマーサクセス支援サービス」を提供
SALES ROBOTICSは、カスタマーサクセスを実現する新サービスの提供を開始した。

news139.jpg

「Fortnite」を活用  朝日広告社がメタバース空間制作サービスとマーケティング支援を開始
朝日広告社は、人気ゲーム「Fortnite」に新たなゲームメタバース空間を公開した。また、...