Hyper-V管理で使える3つのソースコード
PowerShellの無料ライブラリを使ってHyper-Vを管理する
無料のオープンソースライブラリ「PowerShell Management Library for Hyper-V」(PSHyperV)を使ってHyper-Vを関するための方法を幾つか見てみよう。
多くの管理者が、PowerShellを使ってユーザー作成やフォルダのアクセス許可設定のような作業を自動化している。このコマンドラインシェルからは、米MicrosoftのHyper-Vなどの仮想化技術も管理できる。
PowerShellでHyper-Vを管理する方法は幾つかあるが、本稿では、Windows Management Instrumentation(WMI)スクリプティングと、CodePlexから入手できるオープンソースツールを使った無料の方法に焦点を当てる。
WMIスクリプティングを使ってHyper-Vを管理する前に、どのようなクラスが利用できるかをあらかじめ理解しておくことが重要だ。MicrosoftのHyper-V WMIのリストには、多くのクラスが含まれている。これらのクラスは非常に包括的なものだが、必ずしも使いやすくはない。直感的でないことは確かだ。このため、WMIスクリプティングを使ってHyper-Vを管理するには、かなりの覚悟が必要だ。
PowerShellでHyper-Vを管理するための非常に一般的な方法の1つが、「PowerShell Management Library for Hyper-V(PSHyperV)」を使うというものだ。PSHyperVは、ジェームズ・オニール氏を中心にCodePlexプロジェクトとして開発が進められている無料のオープンソースライブラリである。このライブラリは極めて優れた無料の選択肢であり、仮想マシンのインベントリ作成から仮想ネットワーク管理まで、各種の作業を網羅的にカバーするコマンドレットのセットを管理者に提供する。その幾つかを見てみよう。
Get-VM──指定したHyper-Vサーバ上の仮想マシンの一覧を返す
Get-VMコマンドのソースコードは次の通り。
ご覧のように、このコードは基本的に、WMIクラスをヘルパーロジックでラップし、結果を報告する。
Get-VMSwitch──Hyper-Vサーバ上の仮想スイッチの一覧を返す
Get-VMSwitchコマンドのソースコードは次の通り。
Get-VMSnapShot──Hyper-Vサーバ上のスナップショットの一覧を返す
Get-VMSnapShotコマンドのソースコードは次の通り。
PSHyperVには、管理者がHyper-Vのさまざまなコンポーネントの検索、操作、構成など、関連タスクを実行するのに役立つ幾つかの関数も用意されている。これらは、CodePlexのWebサイトで提供されている。
なお、WMIラッパの作成やPSHyperVの利用は、PowerShellを使ってHyper-Vを管理する方法のごく一部にすぎない。また、CodePlexサイトのPSHyperVページのソースコードセクションで提供されているバージョンのPSHyperVは開発版であり、安定性が保証されていない。ダウンロードセクションで提供されているバージョンが安定版とされている。
本稿筆者のブランドン・シェル氏は、1994年からIT業界に携わっている。PC技術者および修理全般の担当者としてキャリアをスタートし、多くの企業で働いた。2007年にPowerShell MVPを受賞し、この数年はPowerShellの知識に磨きをかけるとともに、PowerShellの知識習得の支援も行っている。
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