今さら聞けない! 各種クラウドサービスの違いどれを選ぶ? パブリッククラウド比較【第1回】

国内外ともに充実してきたクラウドサービス。その種類は幅広く多様だ。連載「どれを選ぶ? パブリッククラウド比較」第1回では、SaaS、PaaS、IaaS、HaaSといった各種サービスの違い、特徴をあらためて整理しよう。

2011年09月14日 09時00分 公開
[中山貴禎,ネットエージェント]

 今やITの重要性は非常に高くなり、利用しているネットワークの停止や情報の消失がそのまま企業の死に直結するようなケースも少なくない。また、東日本大震災の経験から、BCP(Business Continuity Plan)(参考:ユーザー企業調査が伝える「大震災後のIT投資動向」)の観点で、緊急時にも事業継続を維持するためには情報やネットワークの冗長化を図らなくてはならないという声をよく聞くようになった。クラウドコンピューティング(以下、クラウド)に関しても、情報やネットワークの冗長化、アウトソース化にまつわるキーワードとして、今やクラウド時代といわれるほどなじみのある単語となった。

 今、世の中にはクラウド技術を利用したさまざまなクラウドサービスが溢れ返っており、それら全てがクラウドというキーワードの下に紹介されている。しかし、一言でクラウドと言っても、さまざまな企業・団体がクラウドサービスを提供しており、サービスの実態も多種多様である。そこで、連載の第1回では原点に立ち返り、「Everything as a Service」(もしくはXaaS)という表現によって提示されている多種多様なサービスの特徴や想定される用途をあらためて整理する。

ITmedia マーケティング新着記事

news047.jpg

SASのCMOが語る マーケティング部門が社内の生成AI活用のけん引役に適している理由
データとアナリティクスの世界で半世紀近くにわたり知見を培ってきたSAS。同社のCMOに、...

news159.jpg

SALES ROBOTICSが「カスタマーサクセス支援サービス」を提供
SALES ROBOTICSは、カスタマーサクセスを実現する新サービスの提供を開始した。

news139.jpg

「Fortnite」を活用  朝日広告社がメタバース空間制作サービスとマーケティング支援を開始
朝日広告社は、人気ゲーム「Fortnite」に新たなゲームメタバース空間を公開した。また、...