2011年10月21日 09時00分 公開
特集/連載

徹底比較! 主要8社のハイエンド向けストレージ製品エンタープライズ向けストレージ製品紹介:総括(前)

2010年10月に開始した「エンタープライズディスクストレージ製品紹介」連載で紹介した8社のストレージ製品について、各製品の機能の特徴や今後の展望などを紹介する。

[吉村哲樹]

 連載「エンタープライズディスクストレージ製品紹介」では、主要ストレージベンダーが提供するエンタープライズ向けストレージ製品を順次紹介してきた。今回から2回にわたりこれまで紹介してきた製品の特徴や各ベンダーの製品戦略、さらにはストレージ市場全体のトレンドや今後の展望などを総括する。

「増え続けるデータ」への対処が課題

 ストレージ製品に対する需要は伸び続けており、今後もその傾向は続くと予想されている。IDC Japanが2011年8月に発表した調査結果によると「2010年から2015年にかけての国内ディスクストレージ製品の出荷容量は、年平均で45.1%の成長率が見込まれる」という。

 その背景には、企業システムが保有するデータの量が急激な勢いで増え続けているという事情がある(関連記事:ゼタバイト時代の企業ストレージ環境とは)。データが増え続けている理由は幾つか考えられる。主な理由の1つに「企業におけるIT活用が進展してきた結果、データベースに保管された構造化データのみならず、文書や画像、動画といった非構造化ファイルデータが爆発的に増えてきた」ことが挙げられる。

 また、データを活用する多様なソリューションが普及してきたことも理由の1つだといえよう。その代表格がBI(ビジネスインテリジェンス)DWH(データウェアハウス)などだ(関連記事:読めば分かる! ビッグデータのためのデータウェアハウス(DWH)とは?)。BIやDWHについては、高価な割にあまり実用性がないと見る人もかつては多かったが、サーバの処理性能が飛躍的に向上し、ディスク装置の容量当たり単価が劇的に下がった今日では、多くの企業が積極的にBIやDWHの導入・活用に取り組むようになっている。

 最近よく聞かれるようになった「ビッグデータ」という言葉は、こうした状況を指すものだ。そして今日のエンタープライズ向けストレージ製品には、新しい状況に対応可能な「増え続けるデータをいかに効率良く管理できるか」という点が問われるようになってきた。近年、エンタープライズ向けストレージの分野で注目されている新技術のほとんどが、この目的を達成するために開発・実装されたものだ。

ITmedia マーケティング新着記事

news111.jpg

NECが取り組む営業のデジタルシフト 「会えば何かが起こる」から「先に課題を提示できる」営業へ
新型コロナウイルス感染症(COVID-19)拡大に伴い企業活動の在り方も大きな変更を迫られ...

news137.jpg

「メディアの伝えることの信頼性が気になった」65.1%――博報堂DYメディアパートナーズ調査
「緊急事態宣言解除後のメディア接触調査」の結果から見えてきた3つのこととは。

news055.jpg

外出自粛による「孤立感」は案外低く「所有意向」は上昇 新型コロナによる意識変化――日本テラデータ調査
新型コロナウイルスと関連した消費者の不安、不自由、孤立、情報について日本の消費者を...