データ管理を自動最適化するストレージ「Dell Compellent」エンタープライズディスクストレージ製品紹介:デル

ストレージにおけるデータ階層化が注目を集めている。その背景には、近年多くの企業が抱えるデータ管理の課題がある。そうした課題を解決するストレージとして、デルが2011年に提供開始した製品を紹介する。

2011年07月13日 09時00分 公開
[吉村哲樹]

 デルストレージ製品といえば、少し前まではEqualLogicを中心とした小・中規模向けのiSCSI製品をイメージする読者も多かっただろう。しかし2010年、同社は大規模向けハイエンドストレージ製品の強化へとかじを切った。

 米Dellは2010年2月にクラスタファイルシステム技術を持つExanetを、同年7月にはデータ圧縮と重複排除の分野で技術を持つOcarina Networksを買収し、製品ポートフォリオを着々と強化してきた。こうした買収戦略のハイライトともいえるのが、2010年12月のCompellent Technologies(以下、Compellent)の買収だ(関連記事:「RAID後」の世界──ワイドストライピング/イレージャーコーディング)。

 Compellentはデータ自動階層化技術の開発にいち早く取り組み、米国を中心に3000社以上の導入実績を持つストレージベンダーだ。Dellによる買収後、Compellentの製品は「Dell Compellent」シリーズとして提供されている。日本市場でも2011年6月にエンタープライズ向けストレージシステム「Dell Compellent Storage Center SAN」が提供開始された。

photo Dell Compellent Storage Center

データ管理の効率化を高次元で自動化するストレージ

 Dell Compellentの特徴の1つは、データの自動階層化技術である(関連記事:情報ライフサイクル管理(ILM)を支える階層型ストレージ)。データの階層化は以前から提唱されており、既に多くのハイエンド向け製品で対応機能が実装されている。

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

From Informa TechTarget

いまさら聞けない「仮想デスクトップ」と「VDI」の違いとは

いまさら聞けない「仮想デスクトップ」と「VDI」の違いとは
遠隔のクライアント端末から、サーバにあるデスクトップ環境を利用できる仕組みである仮想デスクトップ(仮想PC画面)は便利だが、仕組みが複雑だ。仮想デスクトップの仕組みを基礎から確認しよう。

ITmedia マーケティング新着記事

news027.png

「ECプラットフォーム」売れ筋TOP10(2025年5月)
今週は、ECプラットフォーム製品(ECサイト構築ツール)の国内売れ筋TOP10を紹介します。

news023.png

「パーソナライゼーション」&「A/Bテスト」ツール売れ筋TOP5(2025年5月)
今週は、パーソナライゼーション製品と「A/Bテスト」ツールの国内売れ筋各TOP5を紹介し...

news025.png

「マーケティングオートメーション」 国内売れ筋TOP10(2025年5月)
今週は、マーケティングオートメーション(MA)ツールの売れ筋TOP10を紹介します。