「アメーバ経営」のエッセンスを組み込んだ経営管理ソリューションが登場。基盤にBI製品を採用することで、多次元分析を可能にしている。
京セラコミュニケーションシステム(KCCS)は連結経営管理ソリューション「GreenOffice Profit Management」の新バージョンを11月30日に出荷開始した。新バージョンでは、BI(ビジネスインテリジェンス)の基盤として日本インフォア・グローバル・ソリューションズの「Infor10 BI」を採用。これまでのバージョンと比べて、多次元での分析を可能にした(参考記事:「Infor10」発表、TwitterやFacebookを参考にインタフェース刷新)。
GreenOffice Profit ManagementはInfor10を含むERPパッケージから財務データを取得し、その予実を管理できる。PDCAサイクルに基づき、計画策定と実績のモニタリング、分析、シミュレーションが可能。京セラの経営管理手法「アメーバ経営」の考え方が反映されている。KCCSのソリューション事業本部 西日本ソリューションビジネス事業部長 兼 ERP事業部長 谷口直樹氏は「アメーバ経営のエッセンスを導入しやすいように汎用化し、BIに乗せて提供する」と新バージョンを説明した(参考記事:BIによるPOS分析でタイムリーな売れ筋把握を実現した小売業事例)。
Infor10 BIを基盤とすることで新バージョンでは部門別や取引先別などを対象に、多面的な軸でデータを分析できるようになった。またデータベース上の計画、実績データに対してドリルダウン分析も可能で、さまざまなリポートを作成できる。アメーバ経営の考えに基づく部門別の採算管理を効率的に行えるという。
GreenOffice Profit ManagementテンプレートとInfor10 BIのライセンス、データ取得用の「DataSpider」のライセンスを含めて、価格は20ユーザー利用で840万円から。KCCSではシステム構築費を含めて1件当たり2000万円程度になると予測している。初年度に25システムの導入、5億円の売り上げが目標だ。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
サプライチェーンリスクが多様化する中、いかにして適切なリスクマネジメントを実践し、持続可能なサプライチェーンを構築していくかが大きな課題になっている。課題を解消し、サプライチェーン変革を実現するためのヒントを紹介する。
早稲田大学ビジネススクールの入山章栄教授と富士通の瀧澤健氏が「サステナビリティへの取り組みと持続可能な成長の両立」をテーマに対談を行った。本資料では、企業の在り方が多角的・本質的な視点で議論された本対談を抜粋して紹介する。
従業員にさまざまなサービスを提供するHR業務に、生成AIを導入する動きが加速している。生成AIは、HR業務が抱えている課題をどのように解決し、従業員エクスペリエンス(EX)の品質向上と組織全体の生産性向上に貢献するのだろうか。
優秀な人材を採用するためには面接が欠かせないが、応募者のAI活用スキルも上がり、書類選考では見極めが難しい。また面接は実施数が多いと人事担当者の負担が大きくなる。そこで取り入れたいのが、動画での応募とAIを活用する方法だ。
「働き方改革関連法」の施行に伴い、労働時間の適正把握や時間外労働の上限規制など、企業はさまざまな対応を進めてきた。しかし、適切な対応ができているか改めて点検すべき点もある。企業が取るべき実務対応について解説する。
「Fit to Standard」と「柔軟性」を、中堅企業はどう両立させたのか? (2025/7/11)
ERPからあぶれたスキマ作業をどうする? RPAやBIでは解決できない理由 (2025/4/4)
マンガで解説:紙と「Excel」の販売管理から卒業したい 実現しやすい方法は? (2025/4/2)
制度変更で取引先が数千件増える? 3カ月でシステム構築できた事例 (2025/3/25)
人事管理システムの選び方 失敗しないポイントは? (2024/9/18)
「テレワークでネットが遅い」の帯域幅じゃない“真犯人”はこれだ
ネットワークの問題は「帯域幅を増やせば解決する」と考えてはいないだろうか。こうした誤解をしているIT担当者は珍しくない。ネットワークを快適に利用するために、持つべき視点とは。
「サイト内検索」&「ライブチャット」売れ筋TOP5(2025年5月)
今週は、サイト内検索ツールとライブチャットの国内売れ筋TOP5をそれぞれ紹介します。
「ECプラットフォーム」売れ筋TOP10(2025年5月)
今週は、ECプラットフォーム製品(ECサイト構築ツール)の国内売れ筋TOP10を紹介します。
「パーソナライゼーション」&「A/Bテスト」ツール売れ筋TOP5(2025年5月)
今週は、パーソナライゼーション製品と「A/Bテスト」ツールの国内売れ筋各TOP5を紹介し...